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ドロー止まりで暫定首位、その価値は…鹿島DF内田篤人「明日の東京次第」

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鹿島アントラーズDF内田篤人

[9.28 J1第27節 鹿島1-1札幌 カシマ]

 鹿島アントラーズは28日、消化試合数の一つ少ないFC東京を上回って暫定首位に立った。勝てば勝ち点で抜き去れるところが、ドローに終わったため勝ち点で並んだ形。ここで得た“勝ち点1”の重みについて、キャプテンのDF内田篤人は「明日の東京次第。あまり意識はしていない」と冷静に語った。

 第14節終了時点では、首位との勝ち点は最大『9』差。一時は厳しい優勝戦線に思われていたが、順調に勝ち点を詰めた鹿島がいよいよトップに立った。首位のFC東京は29日に松本戦を控えており、もし敗れれば正式に鹿島が首位奪取。それでも半年ぶりに先発復帰を果たした内田は過度な意識をせず、残り7試合を戦い抜こうとしているようだ。

 この日はホームで痛い引き分けに終わったが、危機感を煽ることもしなかった。「ホームでは勝ち点3が欲しい。得点取れた時間帯も早かったし、逆転できるシーンもあった。危ないシーンもあったけどね」としつつ、「長いシーズン、うまくいく時いかない時があるので、一喜一憂せずにというのがある」と先を見据える。

 前節のFC東京戦で負傷したMF三竿健斗に続き、今節ではMFレオ・シルバが負傷交代。これには「舵取り2人がいないのはね。健斗とレオの2人で回してきたので、一つクリアしなきゃいけない問題が出てきた」と厳しい表情を浮かべるも、内田自身を含めた全員の力で難局を乗り越えていく構えだ。

 FC東京の結果がどうあれ、いまはこの“勝ち点1”を有意義なものにしていくしかない。残り7試合を見つめた主将は「ホームとアウェーがいくつあるか知らないけど、終わってからわかること。あの時に負けなかったからとか、あの時に引き分けて良かったとか、勝ち点2を落としたとか、勝ち点1を拾えたとか、シーズンの終わりにどこがトップにいるかで分かる」と最終順位にこだわった。

(取材・文 竹内達也)
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