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甲府が昇格に望みつなぐ劇的勝利! 途中出場FW金園の後半AT弾で山形を退ける

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甲府が1-0で完封勝利

[9.29 J2第34節 山形0-1甲府 NDスタ]

 J2第34節が29日に行われ、暫定9位のヴァンフォーレ甲府は敵地で同3位のモンテディオ山形に1-0で勝利した。途中出場のFW金園英学が後半アディショナルタイム3分に決めたゴールが決勝点。4試合ぶりの白星で暫定7位に浮上した。

 J1自動昇格争いに身を置く山形は、前節まで7試合無敗(4勝3分)。スタメン変更なしで今節に臨んだ。対する甲府はJ1参入プレーオフ圏内の6位水戸とは暫定で6ポイント差。ここ3試合未勝利(2分1敗)となっていた中、前節から先発2人を入れ替え、MF湯澤聖人が3試合ぶり、FW曽根田穣が5試合ぶりにスタメン復帰した。

 両者のリーグ戦直近3試合の対戦成績は山形が1勝2分で負けなし。前半は甲府が攻守のバランスを取りながらの戦いとなり、山形がボール支配率で上回ったが、得点が生まれずにハーフタイムを迎えた。

 後半に入ると雨が降り始める。展開は引き続き山形がボールを握り、甲府がFWピーター・ウタカらを中心に隙をうかがう構図。堅いゲームとなった中、スタジアムが沸いたのは後半12分だった。

 MF本田拓也がセンターサークル内から浮き球のパスを送ると、直近3試合3ゴールのFW大槻周平がフリーでPA内中央に抜け出す。しかし、GK河田晃兵が素早く前に出てプレッシャーをかけたこともあり、左足のシュートはジャストミートせずにゴール左へ外れた。

 甲府は後半21分に敵陣中央でFKのチャンス。古巣対戦のMF内田健太が左足の強烈なロングシュートをゴール右上に飛ばすが、GK櫛引政敏に弾き出された。

 山形は後半25分、アクシデントのあった本田に代えてMF岡崎建哉を投入。一方の甲府は同25分に金園、同31分にFW宮崎純真、同33分にMF田中佑昌を送り出して交代枠を使い切り、攻撃の圧力を強めていく。

 攻め込まれる場面が目立ち始めた山形は後半35分に大槻を下げ、MF南秀仁を起用。同39分にはMF山田拓巳との交代でFWジェフェルソン・バイアーノを送り込み、勝負に出る。

 J・バイアーノの投入で勢いづくと、後半41分に同選手の仕掛けで獲得した右CKから、MF柳貴博がドンピシャのヘディングシュート。しかし、目の前のGK河田に当てる形となってしまった。

 甲府もボールを動かしながらゴールに迫る。すると後半アディショナルタイム3分、左右の揺さぶりからPA内左の曽根田が折り返し、最後は金園が左足でプッシュ。これが決勝ゴールとなり、昇格に望みをつなぐ勝ち点3を手にした。

 山形は8試合ぶりの黒星。前節終了時点での2位をキープすることはできなかった。

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