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湘南チョウ監督のパワハラ疑惑、裁定前に現状報告「宙ぶらりんのまま45日」

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活動自粛中のチョウ・キジェ監督

 湘南ベルマーレは29日、平塚市総合公園総合体育館でベルマーレクラブカンファレンスを初めて臨時で開催した。パワハラ疑惑で活動を自粛しているチョウ・キジェ監督の現状について、眞壁潔会長と水谷尚人社長が約750人のサポーターに報告した。

 8月12日に一部スポーツ紙がチョウ監督のパワハラ疑惑を報じ、同監督は翌13日から現場の指揮及び指導を自粛。シーズンの最中にJリーグの調査が長期化している。眞壁会長は冒頭の挨拶で、「調査が終われば自粛を解くべき。一個人が宙ぶらりんのまま45日間いるのは社会的にどうなのか」と訴えた。

 現在のチョウ監督の様子について、眞壁氏は「精神的に疲れている。『自分が(監督を)やらない方がいいのではないか』という発言もある」と説明。質問に応える形で「元気ですし、『人として頑張らなければいけない』と言っている」とも明かした。

 今後は再発防止に向けて、(1)強化部の独立性、組織改革のためにスタッフ増員、(2)外部相談窓口の新設、(3)ハラスメント研修の拡充などを検討しているという。「クラブがこの窮地をしのいで、(報道前の)8月11日に戻れるように頑張っていきたい」と締めくくった。

 なお、この時期に臨時でカンファレンスを行った理由については、「こちらから(サポーターに)何も発信しないのは失礼」と眞壁会長。9月中のホームゲームから日程を決定。「顛末が出た後だと(次のカンファレンスまで)間が空きすぎるので、考えていることを伝えないといけなかった」と説明した。

(取材・文 佐藤亜希子)
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