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[MOM641]早稲田大MF栗島健太(4年)_“優勝翌年の現実”と戦う4年生

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MF栗島健太

[大学サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[9.28 関東大学L1部第14節 駒澤大1-2早稲田大 葛飾区奥戸総合スポーツセンター]

 結果的には大きな1点になった。後半3分にセットプレーから先制していた早稲田大は同9分、ゴール前の混戦をMF栗島健太(4年=流通経済大柏高)が押し込み、後期初勝利につながる貴重な追加点を奪った。

「めちゃくちゃ気持ちいいです。前節の東洋戦で決定機を外してしまったので、この一週間はシュートの意識をつけるためにシュート練習をしてきました。結果的にゴールを決めることが出来て良かったです」

 前年王者として臨んだ今季だが、厳しい現実と向き合いながらの戦いになっている。昨年は得点王と獲得したFW岡田優希主将(町田)を中心に、アシスト王のMF相馬勇紀(鹿島)、東京五輪代表候補のGK小島亨介(大分)、DF冨田康平のJリーガー4人を中心に攻撃的なサッカーを展開。3年ぶり27回目の関東リーグ制覇を飾った。

 だが今季は開幕戦で昇格組の立正大に苦杯をなめるなど序盤から躓き、前期は勝ち点10の10位。過去2度苦しめられて優勝した翌年に降格するというジンクスとの戦いを強いられている。ただ「個が弱いのが今年の早稲田。降格が目の前の中で一人ひとりが変わっていかないといけない」と言い訳に出来ないことも分かっている。

「去年は頼れる4年生がいた。頼りすぎてしまっていた部分があった。そこは今年の課題であって、そこは自分たちが向き合っていかないといけない部分だと思っています」

 高校時代のチームメイトだった流通経済大のDF本村武揚が、内定を決め特別指定選手として参加するジェフユナイテッド千葉で先日、Jリーグデビューを飾った。「負けていられない」。プロになれなければ来年は就職浪人をすることになるという栗島。崖っぷちに身を置くことで、自らに危機感を持たせながら、リーグの残り8戦に臨む。

(取材・文 児玉幸洋)
●第93回関東大学L特集

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