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“オフサイドディレイ”機能せず。誤審に惑わされなかったFWオーバメヤン「たとえ笛が吹かれても…」

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アーセナルFWピエール・エメリク・オーバメヤン

 副審のミスジャッジには惑わされなかった。プレミアリーグ第7節マンチェスター・ユナイテッド戦でゴールを決めたアーセナルFWピエール・エメリク・オーバメヤンは「間違いなくオフサイドの位置じゃなかった」と確信していたからだ。

 オーバメヤンはマンチェスター・U戦の後半13分、MFブカヨ・サカのスルーパスに反応し、相手の最終ラインを自慢のスピードで突破した。ここで副審はオフサイドがあったとして旗を上げたが、オーバメヤンはプレーを中止せずにそのままシュート。GKダビド・デ・ヘアの頭上を越えたボールがネットに吸い込まれた。

 ここで主審は副審の判断に従い、オフサイドを宣告。しかし、ここでビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)が介入し、ゴールが認められた。VAR採用試合のオフサイド判定では本来、副審がフラッグアップを遅らせる『オフサイドディレイ』をすべきだが、ここでは行われず。誤審により致命的な得点機会が失われるところだった。

 それでもオーバメヤンは試合後、『スカイ』のインタビューに「僕は間違いなくオフサイドの位置じゃなかった。だから審判が笛を吹いたときは驚いたよ」と返答。さらに「たとえ審判から笛を吹かれていたとしても、僕は常にゴールを決めようとしている」と述べ、普段の心がけによって命拾いしたことを明かした。

「みんながオフサイドと言っている声は聞こえていたが、ゴールになった。だから嬉しいね」というエースのゴールにより、アーセナルは敵地での強豪対決をドローで終えることに成功。VARには批判の声もあるが、オーバメヤンは「100%喜ぶことはできないけど、でもOKさ。嬉しいことなんだから」と冷静に振り返っている。

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