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広島県は2年生MF森本が1G1A!優勝に貢献し、選手権出場狙う瀬戸内にも良い影響もたらす

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エネルギッシュな動きと巧さも見せた広島県MF森本凜(瀬戸内高)

[10.1 国体少年男子準々決勝 富山県 0-6 広島県 北海浜多目的球技場]

 丸刈りの背番号2が広島県を勢いづけた。前半21分、MF森本凜(瀬戸内高2年)は「目が合った」というMF棚田遼(広島ユース)のスルーパスに反応。飛び出したGKを「抜いたら点に繋がる」とかわして、左足でボールをゴールに流し込んだ。

 さらに前半終了間際、右サイドを突破したFW菅野翔斗(広島ユース)の折り返しを受けると、DFとGKを引きつけて左の棚田へパス。これをフリーで受けた棚田が右足で2点目を叩き出した。

 序盤から森本の前線でのハードワーク、タフネスぶりが光っていた。本人も「最後まで走り切って切り替えとか速くしていくこと」と自分の役割を理解してプレーしている。一方でボールコントロールの巧さやスルーパスも兼備。岩成智和監督(広島ユース)も「ちょっとずつ良くなってきた」と評価するMFは、ハードワークでチームを勢いづける役割だけでなく、崩しの質も高めている。

 所属する瀬戸内高は昨年度の選手権で全国4強。今年も期待される一方、なかなか良い結果が出ていない。その中で、「去年のように選手権に行けたらいい」と語る森本が、広島県の国体制覇に貢献して瀬戸内にも良い影響をもたらす。

(取材・文 吉田太郎)
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