beacon

南野拓実がアンフィールドで1G1A躍動…王者リバプール、3点差追いつかれるも今大会初勝利

このエントリーをはてなブックマークに追加

南野拓実がリバプール相手に1ゴール1アシスト

[10.2 欧州CL第2節 リバプール4-3ザルツブルク]

 UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)は2日、グループリーグ第2節2日目を行った。E組のリバプール(イングランド)は本拠地アンフィールドでFW南野拓実とMF奥川雅也の所属するザルツブルク(オーストリア)と対戦。3点差を追いつかれる苦しい展開となったが、4-3で今大会初勝利を挙げた。なお、先発フル出場の南野は1ゴール1アシストを記録。ベンチスタートの奥川は後半26分から途中出場している。

 ナポリとの開幕戦を0-2で落としたリバプールは、9月28日のプレミアリーグ第7節シェフィールド・ユナイテッド戦から1人を変更。DFジョエル・マティプに代えてDFジョー・ゴメスがセンターバックに入った。一方、今季公式戦無敗のザルツブルクは、南野を4-4-2の右MFで先発起用。奥川やゲンク戦でハットトリックを達成した19歳FWアーリング・ハーランドはベンチスタートとなった。

 ザルツブルクは前半3分にPA左手前から南野が鋭い右足シュートを放つなど、立ち上がりは前からプレスをかけ、勢いよく試合に入った。しかし、王者リバプールがしたたかに先手を取る。9分、左サイドの敵陣中央でDFアンドリュー・ロバートソンのパスを受けたFWサディオ・マネが縦に仕掛け、緩急をつけたドリブルで中に切れ込み、PA左に進入。FWロベルト・フィルミーノとのワンツーから右足ダイレクトで流し込み、先制のゴールネットを揺らした。

 古巣対決のマネのゴールで先手を取ったリバプールが、徐々にボール支配率を高めていくと、前半25分に追加点。左SBのロバートソンがドリブルで運んでMFジョーダン・ヘンダーソンに預けてゴール前へ。ヘンダーソンがFWモハメド・サラーとのワンツーから右サイドに大きく展開し、右SBトレント・アレクサンダー・アーノルドがグラウンダーのクロスを入れ、ロバートソンが左足で合わせて2-0とした。

 さらにリバプールは前半30分、ハーフェーライン付近からMFファビーニョが背後のスペースへ浮き球パスを送り、裏を取ったサラーが左足シュートを放つが、わずかにゴール左に外れる。ザルツブルクは中盤の並びをダイヤモンド型に変え、南野をトップ下に置くと、31分にMFドミニク・ソボスライのスルーパスから抜け出した南野がPA左から左足シュート。これはGKアドリアンに止められたが、日本代表FWが果敢にゴールに迫った。

 攻撃の手を緩めないリバプールは前半36分、左サイドからマネがクロスを入れ、ニアに走り込んだフィルミーノがヘディングシュート。GKチチャン・スタンコビッチが弾いたボールをサラーが左足でねじ込み、リードを広げる。だが、オーストリア王者も意地をみせる。39分、左サイドでヘンダーソンからボールを奪い、MFエノック・ムウェプのパスを受けたFWファン・ヒチャンが鋭い切り返しでDFフィルヒル・ファン・ダイクをかわし、PA左から右足シュートを決め、1点を返した。

 前半は3-1で終了。後半も前線からプレスをかけるザルツブルクは、11分に素早いリスタート。ヒチャンが左サイドから上げたクロスをフリーで待っていた南野が右足ボレーシュートを放つ。しっかり叩きつけたシュートがゴール左に吸い込まれ、1点差に詰め寄る。さらに15分、MFエノック・ムウェプのパス受けた南野がPA右から中央へ折り返すと、ファン・ダイクの股を抜けたボールを途中出場のホーランドが左足で合わせ、ついに同点に追いついた。

 まさかの展開にリバプールは立て続けに交代カードを切る。後半17分にヘンダーソンを下げてMFジェームズ・ミルナー、19分にはMFジョルジニオ・ワイナルドゥムに代えてFWディボック・オリギを投入した。すると、24分に勝ち越しに成功する。PA手前でファビーニョが相手のクリアをカットし、浮き球をフィルミーノが頭でつないでサラーがPA中央から左足シュートを沈め、4-3とした。

 リバプールは後半アディショナルタイムにサラーを下げてMFナビ・ケイタを入れ、4-3のままタイムアップ。ザルツブルクに苦戦を強いられたが、なんとか勝利をおさめ、今大会初勝利を挙げた。

 なお、第3節は今月23日に行われ、リバプールは敵地でゲンク(ベルギー)、ザルツブルクはホームでナポリ(イタリア)と対戦する。

●チャンピオンズリーグ(CL)19-20特集
●プレミアリーグ2019-20特集
●海外組ガイド
●世界最高峰の戦いを見逃すな!!“初月無料”DAZN独占配信

データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります

TOP