beacon

湘南チョウ監督は次節指揮か? パワハラ調査チームからクラブに要請「適切な判断を」

このエントリーをはてなブックマークに追加

湘南のチョウ・キジェ監督

 Jリーグは4日、パワーハラスメント行為が認められた湘南ベルマーレチョウ・キジェ監督に公式戦5試合の出場資格停止処分を下した。もっとも、対象期間にはチョウ監督の指導自粛期間も含まれるといい、すでに消化済み。本人やクラブの意向次第ではあるが、今月6日に予定されている次節・川崎F戦(BMWス)から指揮できることになった。

 Jリーグの村井満チェアマンは「内規で5試合としたが、自粛に合わせて5試合としたわけではない」と強調した上で、「監督がどういう気持ちでいるかわからないが、本人は反省していると思いますし、再起をされると思う」「気持ちが戻るならば切り替えて、大きく成長してほしい」と期待を寄せた。

 一方、弁護士4人で構成された調査チームの筆頭を務めた芝昭彦氏は、追って発表されるであろうクラブの処分に向けて「一般企業であれば職務転換ができる。同じ職場で働かないことを作ることが可能になる。ただここでは残るか出るか、一定期間置くか。そうした経営関係を持つクラブとしては重い判断を求められる」と厳しい口調で言及した。

「この報告書は一般に公開されるようなので、大勢の人に読んでいただけると思う。そこでは被害を受けた方への強い配慮が必要であり、協力をした人に決して不利益が生じないように絶対にやっていただかなければならない。また、もしそうした行為があった場合、その行為がまたハラスメントとして問題視される。そこはクラブとして適切な判断を期待したい」(芝氏)。Jリーグによる処分は明らかになったが、今後はクラブの対応に焦点が移る。

(取材・文 竹内達也)
★日程や順位表、得点ランキングをチェック!!
●2019シーズンJリーグ特集ページ
●“初月無料”DAZNならJ1、J2、J3全試合をライブ配信!!

TOP