元イタリア代表FWのクリスティアン・ビエリ氏が、4日付のイタリア紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』のインタビューに応じ、6日のイタリアダービーへ向けて自身の見解を示した。

　かつて「重戦車」と呼ばれ、インテルで190試合に出場、123ゴールを記録したビエリ氏は、6日にジュゼッペ・メアッツァで行われる王者ユベントスとインテルによるイタリアダービーへ期待を寄せた。

「メアッツァでは本物のショーが見られるだろう。世界から注目が集まるはずだ。満員のスタジアムは、美しく彩られ、満員のサンシーロならではの唯一無二の雰囲気を演出してくれるだろう。ピッチでは、ヨーロッパレベルの偉大なクラブであるユベントスと、急速に世界レベルでの力を取り戻しつつあるインテルが激突する」

■ビエリ氏がユーベとインテルのFWを分析

　またビエリ氏は、ユベントスのFWクリスティアーノ・ロナウドやFWゴンサロ・イグアインについて分析し、自身の見解を示した。

「C・ロナウドは怪物だよ。600ゴール以上を決めてきた男だ。彼ほど勝利を経験してきたものはいない。彼の意欲やメンタル、毎試合への準備は本当に凄い。イグアインは直近10年における世界最強センターフォワードの5人のうちに入る。彼には興奮するよ。サッカーを理解していて、アシストもできる。彼のようなゴールマシーンを放出しようなんてどうしたら考えられるのか理解できないよ」

　続いてインテルの新エースFWロメル・ルカクや22歳のFWラウタロ・マルティネスにもコメントを残し、高く評価した。

「ルカクにとって、非常に重要な試合は今回が初めてだね。イグアインよりもゴール数は少ないかもしれないが、彼はチームメイトのためにプレーできる選手だ。チーム全体を上げさせることができ、最も複雑な時間に呼吸を整えさせてくれる。あらゆる監督が彼を欲しがるのは偶然ではない。まさにインテルは彼のような選手を必要としていた」

「ラウタロ?この青年に関して、バールのおしゃべりのような話をよく聞く。彼を失格だと言う者はカルチョを何も理解していないね。誰をも恐れることなく奮闘し、何もないところからチャンスを作る。まだ22歳。バルセロナ戦でのゴールでさらに成長するはずだ」

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