beacon

お待たせ「イヤァオ!」中村憲剛が1G1Aの活躍、5発大勝川崎F「久々に出せたかな」

このエントリーをはてなブックマークに追加

ゴールパフォーマンスを披露するMF中村憲剛

[10.6 J1第28節 湘南0-5川崎F BMWス]

 約7か月ぶりのゴールだ。川崎フロンターレは今季最多の5発で湘南を粉砕。1ゴール1アシストの活躍を見せたMF中村憲剛は「大きな一勝だったと思う」と手応えをにじませた。

「今までやってきたことが久々に出せたかなと感じた。ここ数試合は1人、2人の関係でしかボールが回らなかったけど、今日はみんなが近くにいたのでボールも非常によく回った」。流動的に立ち位置を取り、多彩な形でゴールを陥れた。

 まずは前半15分、DF谷口彰悟のヘディングシュートがオウンゴールを誘発し、先制に成功。迎えた前半21分だった。DF車屋紳太郎から縦パスを受けたMF阿部浩之がスルーパスを出し、抜け出したDF登里享平がPA内左からクロス。中村が左足ダイレクトで難なく押し込み、今季2点目をマークした。

 得点後は今季のゴールパフォーマンス、プロレスラー中邑真輔の「イヤァオ!」を披露。リーグ戦の得点は3月1日の第2節鹿島戦(1-1)以来、約7か月ぶり。「パフォーマンスは、2節の時はしっかり練習して臨んで。28節なので『どうやってやるんだっけ』って」と冗談交じりに振り返り、「追加点を自分が取れたのは周りに感謝したい」と語った。

「ノボリの折り返しが優しかったので押し込むだけだった。阿部ちゃんのゴールも、阿部ちゃんがいい動きをしてくれた。改めて周りに感謝したい」。得点の5分後、26分にも絶妙なスルーパスを通し、阿部のゴールを演出。チームは今季最多の5ゴールを挙げ、完封勝利をおさめた。

 川崎Fは広島と勝ち点「47」で並んだが、得失点差で上回り、4位に浮上。「優勝を目指す意味では得失点『+5』というのは非常に大きい」。今節首位に立った鹿島とは残り6試合で8差とし、逆転優勝に望みをつないだ。鹿島と対戦する9日、13日のルヴァン杯準決勝に弾みをつけ、「リーグ首位の鹿島に勝って決勝に上がれば、プレッシャーはかけられると思う」と闘志を燃やした。

(取材・文 佐藤亜希子)
★日程や順位表、得点ランキングをチェック!!
●2019シーズンJリーグ特集ページ
●“初月無料”DAZNならJ1、J2、J3全試合をライブ配信!!
●[J1]第28節3日目 スコア速報

TOP