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ユーベが全勝インテル打破で首位到達! 戦術浸透の兆し…指揮官「個性あるパフォーマンスができた」

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FWゴンサロ・イグアインが決勝弾

[10.6 セリエA第7節 インテル1-2ユベントス]

 セリエAは6日に第7節を行い、2位ユベントスと首位インテルが対戦。上位決戦となった“イタリアダービー”はユベントスが2-1で今季全勝のインテルを破り、順位を逆転させた。

 開幕6連勝で首位を走るインテルと5勝1分で追いかける2位ユベントスの“イタリアダービー”。ユベントスは好調のFWゴンサロ・イグアインではなく、FWパウロ・ディバラが先発で出場すると、前半4分にこの采配が大当たり。MFミラレム・ピャニッチの縦パスに反応したディバラがPA左から左足を一閃し、名手GKサミル・ハンダノビッチのセーブを打ち破ってゴール右に突き刺した。

 その後もディバラとFWクリスティアーノ・ロナウドの攻撃でゴールを狙うユベントスに対し、好調インテルも反撃に出る。前半17分にはユベントスDFマタイス・デ・リフトのハンドを誘発し、PKを獲得。FWラウタロ・マルティネスがしっかり決めて1-1と同点に追いついた。

 勢いに乗りたいインテルだが、前半34分に緊急事態。今季加入から新戦力としてチームを勢いづけたMFステファーノ・センシが負傷によりMFマティアス・ベシーノと交代に。ユベントスはその隙を突き、同41分にはディバラの落としをC・ロナウドが鋭く左足で打ち抜き、ゴールネットを揺らした。しかし直前のディバラがオフサイドポジションにいたことでノーゴールとなり、前半は1-1のまま折り返した。

 マウリツィオ・サッリ監督の教えを少しずつ浸透させているユベントスは、ピャニッチの鋭い縦パスと前線の細かいパスワークが冴えわたる。そして後半17分にはMFサミ・ケディラに代えてMFロドリゴ・ベンタンクールを、FWフェデリコ・ベルナルデスキに代えてイグアインを投入。同26分にはディバラに代えてMFエムレ・カンを出場させていく。

 するとユベントスが逆転に成功。後半35分、ベンタンクールのパスを受けたイグアインがPA右から正確なシュートを放ち、ゴールに突き刺す。2-1と勝ち越したユベントスはしっかり点差を守り抜き、インテルにリーグ初黒星をつけた。

 クラブ公式サイトではサッリ監督が試合を振り返る。「重要なのは全勝で来ていた強いチームを相手に個性あるパフォーマンスができたこと」とサッリ体制での持ち味を発揮できたことを高く評価する。また10分間という短い時間ながら、ディバラ、イグアイン、C・ロナウドが同時にピッチに立ったことには「タッチラインから見ていて流れが相手に行っていると感じたので、変化を加えた」と語る。ただ「その時点でディバラは疲れていたかもしれない」とディバラ交代の真意も明かした。

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