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「ペップは監督としては好きだが、人としては…」引退エトー氏が恩師を語る

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サミュエル・エトー

 今年9月、現役引退を表明した元カメルーン代表FWのサミュエル・エトー氏が現役時代、指導を受けた歴代の監督について語った。スペイン『マルカ』が伝えている。

 エトー氏はバルセロナ時代、ペップ・グアルディオラ監督の下でプレーした。マンチェスター・シティで指揮を執る同監督の実力を疑いはしないが、人間としては好ましく思っていないようだ。エトー氏は「監督としての彼のことは大好きだが、人としてはそうではない」と述べた。

「彼からサッカーのやり方を学んだ。彼は誰よりも物事の解釈に長けている。彼は最高の監督だが、もちろん負けることもある」

 エトー氏は2004~2009年までバルセロナに在籍し、UEFAチャンピオンズリーグを2度制覇。09-10シーズンはインテルに移籍し、ジョゼ・モウリーニョ監督の指導の下、異なるリーグで2年連続3冠を経験。インテル時代に師事したモウリーニョ監督については次のように語った。

「彼は1か月私をベンチに置いて、アディショナルタイムのときにウォームアップをさせた。彼の考えでは、私を彼の選手にするためにあえてそうしていたんだ。彼とオフィスの中で話し合ったよ。私の中の最高レベルを引き出すことが彼の求めていることだった」

 一方、最高の指導者としてマジョルカ時代の恩師、故ルイス・アラゴネス氏の名前を挙げ、「誰か一人の監督についていくとしたら、ルイス・アラゴネスだね」と手放しで称賛した。

「彼は私の人生を変えてくれた。マジョルカの彼のオフィスで話したとき、選手としての私の人生はまったく変わったものになった」

「彼は私を呼んで、こう言ったんだ。『サミュエル、君はマジョルカですべてを成し遂げた。ビッグクラブに行くべきだ。君の本当のレベルに合うクラブに』。彼は当時の私とは違う視点から物事を見ていた。特別な存在であり、特徴あるプレーを出すやり方を心得ていた。私が監督になったとして、彼に似ていると言われたら本当に光栄なことだ」

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