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見せたいのは“1か月前”以上の自分…MF橋本拳人「来るたびに成長した姿を見せたい」

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日本代表MF橋本拳人(FC東京)

 1か月前に経験した。その時に感じたことをチームに戻ってからも意識して取り組んできた。日本代表MF橋本拳人(FC東京)は翌日に控えたカタールW杯2次予選で、自身がすべきことをしっかりと整理している。

 9月シリーズではキリンチャレンジ杯パラグアイ戦とW杯予選ミャンマー戦と、2試合連続でフル出場を果たした。ミャンマー戦では、引いた相手をどうやって攻略するかがポイントとなったが、それはモンゴル戦でも同様だと感じており、「アジアの予選では大事なポイント」と捉えている。

 では、引いた相手に対して自身は何をすべきか。「常に良いポジションをとって、素早く前にパスをつけることが重要だと思っている。縦だけでなく、サイドをうまくつかいながらという判断の質はボランチに求められるプレー」。試合状況に応じてポジションを細かく移動させ、好機を逃さずにパスを供給することが自らの仕事。それを実践するため、ミャンマーから帰国後はその部分を「チームで意識して取り組んできた」と語る。

 攻撃だけでなく、「奪ってから相手は速く攻めてくると思う。裏のボールのケアやこぼれ球(の争い)は多くなる。セカンドボールの争いは自分の持ち味でもあるので、素早く拾って冷静につなげたい」と守備のイメージもできている。「出場チャンスがあれば自分の良さをしっかり出す。来るたびに成長した姿を見せたい」と1か月前以上の自身をピッチ上で表現しようと意気込んでいる。

(取材・文 折戸岳彦)

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