第98回全国高校サッカー選手権の各地区予選がスタートしている。大分内定CB高橋祐翔擁する米子北高は、10月14日の鳥取県予選初戦で倉吉総産高対米子松蔭高戦の勝者と対戦。10連覇を懸けた戦いをスタートさせる。

　MF原田海(3年)はサイドからの縦突破とアシストするクロス、チームを救うゴールを特長とするサイドアタッカーだ。山陰の名門校の攻撃を牽引する原田が、インターハイの感想や選手権予選への意気込みを語った。

―夏が終わって現在の状態は?
「インハイは自分たちにも勝てるだろうとか心の緩みがあって(3回戦で)負けてしまったので、夏休みでは気持ちの緩みとかチームとして切り替えられなかった部分をちょっとずつ立て直せたんですけれども、夏休みは上手く行かなかったことも上手く行ったこともたくさんあった感じです」

―現在のチームの課題は?
「チームとしてはインハイでは蹴るばかりになってしまったので、1本パスを繋いだり、2本パスを繋いだり、崩しの部分で少し挑戦しようとしているので、選手権までにどこまでモノにできるかだと思います」

―個人としての課題は?
「個人としてはインターハイで自分は結構できるのかなと思っていたんですけれども、自分のプレーができなくて悔しかったので、選手権では自分のプレーができるように心がけていきたいです」

―特にどのようなところを?
「1対1の場面で90パーセントくらい抜けるようになれば、いつものプレーができると思うので、積極的にやっていけたら良いです」

―インターハイで結果が出なかったのは自分の問題?それとも対戦相手のレベルが高かった?
「相手どうこうよりも自分が上手く行かなくて、ドツボっちゃっていた感じなので……。(3回戦の)西京との試合は負けていて、気持ちの部分で焦ってしまったのがあったんですけれども、波があった」

―そこからの変化はどうかな?
「自分の中では夏休み、チームを助けるゴールだったりもあったので、積極的にチームを引っ張れる選手にならなければいけないと思っています」

―どのようなアタッカーになりたい?
「自分のところからクロスを何本も上げられたり、決定的なシュートだったり、ゴールとかアシストでチームに貢献できるような選手になりたいです」

―憧れの選手は?
「ネイマールとかが好きです」

―選手権にどのような思いを持って臨む?
「今年は色々な大会で結構結果を残しているので、自分たちの代で優勝とはまだ言えないですけれどもベスト4以上に入れたら。そういう中でチームのためにゴールやアシストで貢献できるような選手になりたいです」

(取材・文 吉田太郎)

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