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元Jコーチのモンゴル指揮官、中島のプレー絶賛「拍手しそうになった」

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モンゴル代表のミヒャエル・ワイス監督

[10.10 W杯アジア2次予選 日本6-0モンゴル 埼玉]

 カタールW杯アジア2次予選で日本代表と戦ったモンゴル代表のミヒャエル・ワイス監督は「自分たちが持っているレベルの中で最大限の戦いをした」と清々しい表情で語った。試合終了後にはアウェーゴール裏に集まったサポーターに大声援で迎えられ、ガッツポーズも見せた指揮官。縁ある日本で「この教訓を活かして今後また成長していきたい」との決意を新たにしたようだ。

 2001年から04年にかけ、京都でコーチを務めていたワイス監督。福岡県出身の日本人女性と結婚したという縁もあり、日本には「特別な思いがある」といい、前日会見では「英語と日本語、どっちがいいですか?」と流暢な日本語で報道陣に語りかける場面もあった。

 英語を中心に行った試合後会見でも、日本の戦いぶりを「諦めない」と日本語で表現。その上で「やはり知っているとおりの日本だった。最後まで諦めない、つまり最後まで得点を追い求めるプレーをしていた。そういうプレーが本当に好き。私たちの代表も日本代表から学んでいければ良い」とリスペクトの心を示していた。

 試合は0-6で敗戦。序盤はしぶとい守りで失点を防いでいたものの、「点を取られた後は熟れたリンゴが木から落ちるように失点した」ことが響いた。しかし、後半は選手の配置を変えることで日本の勢いを削ぐことに成功。「少しは守備が良くなったが、これからの成長のプロセスだと思っている」と前向きな収穫も得たようだ。

 その中で指揮官が気になったのはMF中島翔哉、MF伊東純也の両サイドハーフ。特に中島については「ああいう選手を止めるのは無理。プレーを見ていて拍手しそうになった」と正直に語る。もっとも「リスペクトしすぎた。アンタッチャブルな存在のように思っていたのかもしれない」と選手の対応が甘かったことを認め、「もう少しアグレッシブになれれば」と悔やんだ。

 日本との力量差を「ポルシェとトヨタの小型車が競争しても勝てない」とたとえたワイス監督。「いまベストの選手を選んでも30人くらいに収まる。でも、そういう選手に国際的な経験を積ませて、ここに立つことができた。選手たちに満足しているし、たいへん誇りに思っている」。次の対戦は来年3月。日本にとってはアウェーに乗り込む一戦では、さらに成長した姿で立ちはだかることになりそうだ。


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