第98回全国高校サッカー選手権の各地区予選がスタートしている。磐田内定FW吉長真優(3年)擁する成立学園高は、10月14日の東京都Aブロック予選初戦で駿台学園高と対戦。05年度以来14年ぶりの全国大会出場を目指した戦いをスタートさせる。

　MF中田開人(2年)は成立学園の系列組織である成立ゼブラFC出身のアタッカー。“成立メソッド”を5年間学び、成長してきた中田が選手権予選への意気込みなどを語った。

―開幕する選手権予選では、どのようなプレーをしたい?
「2年生が少ないという状況なんですけれども、3年生に負けないくらい、2年生の僕たちが中心と言われる存在になって絶対に全国大会に行けるようにしたい。(個人的には)攻撃の選手なので得点という面でチームを勝利に導きたいというのは強く思っています」

―自分のストロングポイントは?
「一つに偏らないところが自分の特長だと思っていて、局面において(個で)打開するところだったり、味方を使って上手く抜け出したりするというのが結構自信があるので、(吉長)真優君とかを上手く使って行ければ良いかなと思います」

―(磐田内定の)吉長の存在は?
「チームで一番頼りになる存在です」

―自分もそのような存在に。
「(2人がプロ入りした)去年もそうなんですけれども、近くにJリーガーという存在がいて、自分も刺激をもらえているので、来年は自分がそういう刺激を与えられるような選手になりたいなと思っています」

―ゼブラ時代を含めて5年目。
「中学の時から良い芝のグラウンドを使えて、コーチも同じスタッフがいて、自分のプレーを最初から知ってもらっている。ゼブラの時に高校生の試合を結構見ることがあって、選手権やTリーグとかを見て自分も憧れてきた。憧れのサッカーをする成立で自分も活躍したいと思ってきた」

―憧れの選手は?
「香川(真司)選手みたいに周りを使えるプレーや、左サイドの中島翔哉選手みたいなドリブルも持ち合わせて色々なことができる選手が良いですね」

―選手権予選へ向けて意気込みを。
「2年生として出ている訳なので、周りの出ていない3年生、2年生、1年生含めてみんなの思いを背負って強い気持ちで戦っていきたいです」

(取材・文 吉田太郎)

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