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手術から復活途上のMF國府田、ゴールで東福岡にプラスアルファもたらす

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東福岡高MF國府田駿がクロスからヘディングシュートを突き刺す

 夏のインターハイ直後に中足骨手術。そこからリハビリを続けてきた東福岡高MF國府田駿(3年)が、12日からほぼ全体メニューに合流できるようになった。

 國府田にとっては初の手術。本人はコンディションについて「筋力的に結構落ちて戻っていないし、ボールタッチや周りのスピードにまだ慣れていない」と首を振るが、それでもこの日はクロスからのシュート練習で豪快のヘディングシュートを決めたり、角度のない位置からシュートを突き刺していた。

「早く(コンディションを)戻してチームの力になれれば良い」と國府田。2列目からゴール前で迫力のある動きを見せるMFは、プレミアリーグWESTの開幕2試合で連続ゴールを決めたが、その後は組み立てを意識しすぎてゴールから遠ざかったり、怪我もあって思うような結果を残すことができていない。

 だからこそ、「自分がゴールを決めること。今年はなかなかゴールが入らないチームなのでそこを補っていきたい」と意気込んでいる。プレミアリーグWESTでは現在7位で、得点数はリーグ3番目に少ない18得点。高い得点力を備える國府田のほかにも、MF荒木遼太郎主将(3年)が負傷離脱中に台頭した技巧派MF田尻将太(3年)らがもたらすプラスアルファに期待だ。

 國府田は「まずは選手権予選が始まる前のプレミア(リーグ)でしっかりと勝って選手権予選に入りたい」。11月27日に初戦(準決勝)を迎える選手権福岡県予選までに自身の状態と連係面を高めて、大事な場面で決定的な仕事をする。

(取材・文 吉田太郎)
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