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初の3地点移動を経験したFW鎌田「移動は大丈夫。どちらかというと時差が…」

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移動の疲労は問題ないという日本代表FW鎌田大地(フランクフルト)

 今年3月以来の日本代表招集を果たしたFW鎌田大地(フランクフルト)はカタールW杯アジア2次予選・モンゴル戦、通算3試合目の出場でA代表初ゴールを記録した。「ゴールから遠かったので1点取れたから良かった」。そうした安堵の感情も芽生えた一方、過酷なスタメン争いを生き残るためには、今後もポジションにこだわらない姿勢を見せた。

 得意とするのは1.5列目。森保ジャパンで言えばトップ下だが、FW大迫勇也(ブレーメン)不在のチームにおいて、鎌田の持ち場はより前線に近い位置となっている。「これから先はどうなるか分からない。与えられた状況でできることをやっていかないといけない」。どのポジションでも攻撃陣としての役割を果たすべく、「ゴールにこだわる」ことを大事にしているという。

 A代表への合流は2度目。前回は国内2連戦だったため、初の3地点移動による疲労も気になるが、その点は問題ない様子。「移動は大丈夫。欧州から戻ってくる時も試合が終わって寝ずに、飛行機で寝るだけで戻って来れた。どちらかというと時差が嫌で日本はキツかったけど、こっちは時差が小さいからよくなった」。タジキスタンのほうが普段暮らす欧州に近く、時差が3時間しかないため順応しやすいようだ。

 一方、試合会場の人工芝にはやや難色も示す。前所属のシントトロイデンも本拠地が人工芝だったが「感覚的にすごく違う」。具体的には「踏み込みとかした時に軸足が靴の中でずれたり、ボールがしっかり蹴っても難しかったり、バウンドも伸びなかったりする」といい、こちらは翌14日の練習まで入念に確認し、適応を進めていく構えだ。

(取材・文 竹内達也)
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