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完勝導いた“布陣変更”…南野と話し合ったFW鎌田「やりやすさを感じる」

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トップ下でもプレーした日本代表FW鎌田大地(フランクフルト)

[10.15 W杯2次予選 日本3-0タジキスタン ドゥシャンベ]

 前半はタジキスタン相手に苦戦したが、後半に3ゴールを奪って勝利した日本代表。その背景にはFW大迫勇也不在の1トップ問題に一つの解を与える“布陣変更”があった。試合途中からトップ下に入ったFW鎌田大地(フランクフルト)は「トップ下のほうがやりやすさを感じた」と手応えを得たようだ。

 10月シリーズの森保ジャパンでは、エースを担い続けてきた大迫が負傷のため不在。FW登録にはFW永井謙佑、FW浅野拓磨の両ストライカーに加え、本来であれば1.5列目を得意とする鎌田が招集されたが、首位を争うタジキスタン戦の1トップを任されたのは鎌田だった。

 この日の日本は序盤から相手のアグレッシブな姿勢に押される時間帯をつくられ、過去2試合とは異なって劣勢とも言える戦況。鎌田自身はうまく相手の最終ラインと駆け引きし、バイタルエリアやサイドのギャップでボールを引き出しはしていたが、前半24分にはボールロストが大ピンチにつながるなど、思うようなプレーができない場面も目立った。

 そこで考案されたのがMF南野拓実(ザルツブルク)が1トップに入り、鎌田がトップ下に移るという布陣変更だ。「森保さんに言われたわけじゃなく、僕が前半の途中から一切ボールに触れなかったので、拓実くんも気を使ってそういう風に言ってくれた」(鎌田)。このテコ入れはベンチからの指示ではなく、コンビ間の機転で行われたという。

 結果的にはこの策が的中し、後半はますます鎌田にボールが収まるようになり、前線で自由に駆け引きできるようになった南野はわずか5分間に2ゴール。南野が「相手(のテンション、体力)が落ちてきたのもあったけど、うまくいってよかった」と前向きに振り返れば、鎌田も「中盤の方がやりやすさは感じる」と手応えを語った。

 この日は浅野が所属先と同じ左サイドハーフでプレーし、MF久保建英がトップ下に入るなど、新たなオプションも次々に登場。「中盤というか真ん中のポジションはどこでもある程度できると思うので、しっかりできるところをやっていきたい」(鎌田)。タジキスタン戦は南野の1トップ起用も含め、勝利のみならず実り多き一戦となった。

(取材・文 竹内達也)
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