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ストライカーだったカゼミーロ、ポジション転向の理由を明かす

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ポジション転向の理由を明かすMFカゼミーロ

 レアル・マドリーMFカゼミーロが、現在のポジションでプレーするようになったきっかけを明かしている。スペイン『Movistar+』に語った。

 レアルの中盤で守備的な役割を担うカゼミーロ。替えの利かない選手として、MFルカ・モドリッチやMFトニ・クロースら同僚の名手たちの攻撃的な位置取りを支援している。

 しかし、世界的にも屈指の守備的ミッドフィルダーと目されるカゼミーロは、キャリア当初はストライカーとしてプレーしていたようだ。母国の名門サンパウロでトライアルを受けていた頃の思い出を口にした。

「あの頃の僕は12歳か13歳くらいで、トライアルには300人の選手たちがいたけど、選ばれたのは50人だ」

「僕は自分のことをストライカーだと紹介した。けど、コーチが誰がGKとしてプレーしたいか尋ねた時、手を上げたのは3人。そして、ストライカーについて尋ねた時は40人くらいが手を上げたのを目にした。それで思ったんだ。『僕はストライカーじゃない。競争相手が多すぎる』ってね」

 ストライカーの人気ぶりに臆したカゼミーロが最終的に守備的MFに落ち着いた理由は、かなり打算的なものだったようだ。

「MFでも同じことが起こって、僕は同じことを考えた。それで、コーチが『誰が守備的MFだ?』って言った時に7、8人くらいだったから、『僕は守備的MFです』と言ったよ」

「コーチは僕に『君は守備的MFではない。ストライカーとしてここにいるんだ』と呼びかけた。でも、僕は自分が守備的MFだと主張して、それが全ての始まりだった」

 レアルに所属し、セレソンでも重要な役割を果たしているカゼミーロ。UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)も4度獲得しており、サッカー選手として最高級の成功を収めているが、少年時代に大きなターニングポイントを迎えていたようだ。

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