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エジルが語るアーセナル愛…キャリア最大の苦境も「移籍はない。逃げるつもりもない」

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アーセナル愛を語ったMFメスト・エジル

 アーセナルMFメスト・エジルが、退団のうわさを否定しつつ、ウナイ・エメリ監督の信頼を勝ち取るために戦うと、力強い言葉を残している。

 2013年にアーセナルへ加入したエジル。アーセン・ベンゲル前監督の下では絶対的な存在として輝きを放っていたが、2018年にエメリ監督が就任すると状況が一変。「戦術的理由」でベンチ外となることも増えている。

 今季は開幕前に窃盗団に襲われた影響があったとはいえ、それでも公式戦11試合でプレータイムはわずか「142分」。かつてないほどの苦境に立たされているが、エジル本人に愛するクラブから去る気など毛頭ないようだ。

「いや。2021年まで契約があるし、残るつもりだよ。契約を更新した時はとても慎重に考えたし、キャリアの中で最も重要な決断だったと言える。1年や2年だけ残ることはしたくなかった。アーセナルに将来を託したかったし、クラブも同じように考えていたんだ」

「このような困難は避けることだってできる。でも僕に逃げる理由はないし、出ていくことはない。少なくとも2021年まではいるつもりだ」

「以前にベンゲルの存在が理由となって加入したと言ったね。もちろん彼も理由だ。でも、最終的にはクラブと契約したんだ。アーセンが去ることを発表しても、僕は残った。アーセナルでプレーするのが大好きだからね。ここにいたかった」

「僕がレアル・マドリーから加入した当時、アーセナルは厳しい時期だった。でも、僕はいつだって自分を信じ、一緒になってそれを提供してきた。最近はもっと難しくなり、多くのことが変わった。でも、僕はアーセナルの選手であり、ファンであることを誇りに思っている。道でファンにあうたびに『ここは僕の家だ』と言っているよ。どこにも行くつもりはない」

 エメリ監督は、エジルの状況について「他にプレーするに値する選手がいる」と語り、半ば戦力外であることも示唆している。31歳になったばかりのプレイメーカーは「知っているのは、すでに話されたことだけ」としつつ、再びポジション獲得のために戦うことを誓った。

「もちろんがっかりしている。でもプロのフットボーラーとして、監督の決断は尊重しなければならない。チームに入れず家で試合を見ていると、無力に感じる時もあるよ」

「僕はチームの一員になりたい。チームメイトの成功を助けたい。常にトレーニングしているわけではないけど、プレーする準備はできている。これは僕や監督についてではなく、ただクラブのためなんだ。すべてを捧げる必要があるし、コンディションを整えてフォーカスし、準備するために懸命にトレーニングするんだ」

「キャリアを通じて同じレベルの練習をしてきたけど、最近はプレー時間がなかったから、フィットネスコーチとともにジムで個別トレーニングも加えているよ。普段よりもフィットするためにね。何が必要かわかっているし、自分を信じている」

「これまで僕は、世界最高の監督の下でプレーしてきたんだ。アーセン、ジョゼ・モウリーニョ、ヨアヒム・レーブ。いつでもリスペクトを示してきた。ウナイも同じだ。すべてのことを面と向かって話すとは限らないけど、それは普通のこと。それが人生で、家族や友人だって同じ。それを受け入れて前へ進まなくちゃね」

 また、「もし監督にもう選ばれなかったら?」と問われると、「それはないと思う。僕はプレーする。彼が求めていることをできると信じているし、クラブの目標到達を助けたいんだ」と意気込みを語った。

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