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大迫勇也は放出候補の1人?地元紙が指摘するブレーメンの財政事情、本人の意向、五輪出場…

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負傷離脱中のFW大迫勇也

 ブレーメンは来夏、日本代表FW大迫勇也らの売却を考えなければいけないかもしれない。地元紙『ヴェーザークリーア』がその可能性を指摘している。

 ブレーメンは今シーズンに向けてFWニクラス・フュルクルークやDFマルコ・フリードルを完全移籍で加えたうえ、買い取り義務付きのレンタルでDFエメル・トプラクをも獲得。対して選手の退団によって移籍金は得ておらず、2019-20シーズンは1300万~1500万ユーロ(約15億6000万~18億円)の損失を被ることが予想されている。

 そのため、DFBポカールの優勝などによる臨時的収入がない場合、選手の売却する必要性が生じるという。フランク・バウマンSD(スポーツディレクター)も以前「今シーズン終了後にはおそらく主力組選手を2~3人失うことになる」と認めており、記事では最も売却の可能性が高い選手たちとしてはFWミロット・ラシカら若手ではなく大迫やDFルドビク・アウグスティンソン、GKジリ・パブレンカが挙げられた。

 大迫については「彼はフロリアン・コーフェルト(監督)が最も好んでいる選手ではあるが、彼も(放出)候補の1人」と記され、「それはどちらかと言えばクラブではなく選手本人の意向によるもの。オオサコはほかの日本人の多くと同様、プレミアリーグに魅力を感じており、彼は来年5月には30歳の誕生日を迎えるため、(キャリアにおいて)さほど時間も残されていない。移籍となれば500万~800万ユーロ(約6億~9億6000万円)が支払われるだろう」と指摘されている。

 また、「オオサコは来年のオリンピックに出場する可能性が高い。7月24日~8月9日に東京で開催されるため、オオサコはプレシーズンに参加できない」と残留の場合、昨年の加入時と同様、来シーズンに向けても多少の出遅れの可能性がブレーメンにとってのメリットとして挙げられた。

 ブレーメンとは2022年までの契約を残している大迫だが、来夏には“理解者”のコーフェルト監督の下から去り、新たな挑戦を求めるのだろうか。
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