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17歳の堂安同僚MFが試合中に涙…ユトレヒトサポが拍手を送った理由

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試合中に涙を流すモハメド・イハッタレン

 ユトレヒトの本拠地スタディオン・ハルヘンバールトが大きな拍手に包まれ、PSVに所属するMFモハメド・イハッタレン(17)は試合中にもかかわらず涙を流した。オランダ『VTBL』など複数メディアが伝えた。

 モロッコ人の両親の下、ユトレヒトで生まれ育ったイハッタレンは、PSVの下部組織で成長を遂げ、今年1月にトップチームデビュー。今季はレギュラーの座を掴み、ここまで公式戦12試合で3得点を記録している。

 これまでオランダの年代別代表に招集されており、オランダとモロッコとのフル代表選択を迫られていたイハッタレンだが、9月22日のアヤックス戦後に「父は病気の療養中だ。だから、父の病気が治るまで代表を選択する考えはない」と語っていた。しかし、その願いは叶わず、今月6日に癌で帰らぬ人となった。

 そして、19日に行われたユトレヒト戦で冒頭の感動的なシーンが訪れる。同クラブのサポーターが彼の背番号24にちなんで、前半24分にスタンディングオベーションで拍手を送ったのだ。

 これが自分に向けられたものだと理解した17歳MFは徐々に目が赤くなり、試合中にもかかわらず、両手で目元をおさえていた。

 なお、試合は2人の退場者を出したPSVが0-3で敗れている。

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