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前に出て持ち味発揮。大成の攻撃的ボランチMF内田が決勝点:東京B

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大成高の攻撃的ボランチ、MF内田康平は後半15分に決勝点

[10.19 選手権東京都Bブロック予選2回戦 石神井高 1-3 大成高 駒沢2]

 大成高の攻撃的ボランチ、MF内田康平(3年)が決勝点を叩き出した。1-1の後半15分、FW平川優大(3年)からの落としを受けた内田はコントロールから右足でゴール。ベンチ方向へ駆け出した背番号9は、ベンチから大きく飛び出したFW杉田健(3年)やサブ組の選手たちと抱擁を繰り返していた。

「優大と目線が合って、(平川は)打っても良かったんですけれども、自分に出してくれたので良いところ置いて打つだけだった。(相手の)真ん中が堅いのは分かっていたので、DFをちょっと右に寄せてから対角に打とうかなというので、そこで狙い通りだったと思います」

 しなやかなドリブルなど技術力と推進力に注目のボランチは、抑え気味に入った前半から後半はコンビを組むMF宮脇茂夫(3年)のサポートを受けながらより前へ。そして、試合を決める仕事をしてのけた。

「前にポジションとってあの結果が出たので続けていかなければいけないと思う。引いたら自分の持ち味も出なくなってしまうので、前への推進力をもっとやらないといけないと思います」と内田。各地で活躍するFC多摩ジュニアユース出身の旧友たちに負けないように努力をして、中学時代に先を行っていた彼らを全国で倒す。

(取材・文 吉田太郎)
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