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桐生一の1年生FW寶船、コンビ組むU-17代表FW若月不在でも「しっかりと勝てるように」

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すでにプリンスリーグ関東で3得点を挙げている桐生一高の1年生FW寶船月斗

 第98回全国高校サッカー選手権の各地区予選がスタートしている。湘南内定FW若月大和(3年)を擁する桐生一高(群馬)は、10月27日に開催される共愛学園高との群馬県予選2回戦が初戦。U-17ワールドカップに参戦する若月が最大で準決勝まで不在となる可能性がある中、一戦一戦勝ち抜いて6年ぶりの全国大会出場を果たす。

 入学直後の5月頃から出場機会を増やし、若月のパートナーを務めてきたのが1年生FW寶船月斗だ。「そつがない」「万能型」「大和の1年の時よりも上手い」という評価を得ているFWは走力も特長で、プリンスリーグ関東では横浜FCユースや川崎F U-18からゴール。その寶船が初めて経験する選手権予選への意気込みなどを語った。

―1年目からチャンスを得ている。
「最近はあまり(力、結果を)出せていないんですけれども、前期の最後の方とかは出せていたと思います。自分は前から守備行って、そこでチームに貢献すると思っているので、そういうところで貢献できて、攻撃でも(若月)大和さんをサポートしながら良い感じでできているんじゃないかと思います」

―若月と並んでプレーすることで感じることは?
「凄いですよ。一人で打開しちゃうところが。無理な体勢でもシュート打っちゃうところとか凄いです」

―試合ではどのようなことを意識してプレーしている?
「大和さんに攻撃に集中させるために、自分は守備をやって、攻撃でも良いところがあれば点を決められれば良い」

―そつなくプレーできると聞いているが、身に付けたいものは?
「個での打開というか、一人で(ゴールまで)行けるようにはなりたいです」

―どのようなところが足りない?
「フィジカル的な部分で負けてしまったりとか、スピードで前に入れなかったりしている」

―期待感も感じていると思うが?
「(プリンスリーグでは)まだ3点しか獲っていなくて、後期は決められていない。決めてしっかりと勝たせられるようになりたいと思います」

―将来的にどのような選手になりたい?
「一人でも無理な場面でも打開できて、点を獲ってしまう選手になりたいです」

―憧れの選手は?
「大和さんです」

―初めて迎える選手権。
「まだ経験したことがないので、緊張する部分があるんですけれども、チームの力になれれば良いと思っています」

―若月が戻ってくるまでは、攻撃の中心に。
「大和さんも準決勝とかまで戻って来るか分からないので、いないところでもしっかりと勝てるように、これからもっと練習から集中してやっていきたいです」

(取材・文 吉田太郎)
●【特設】高校選手権2019

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