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南野先発ザルツブルクは2度追いつくも…ナポリがメルテンスの活躍で首位攻防戦制す

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2ゴール1アシストと全得点に絡んだドリース・メルテンス(左)

[10.23 欧州CL第3節 ザルツブルク2-3ナポリ]

 UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)は23日、グループリーグ第3節2日目を行った。FW南野拓実とMF奥川雅也の所属するザルツブルク(オーストリア)はホームでナポリ(イタリア)と対戦し、2-3で敗れた。南野はトップ下で先発フル出場。積極的にボールに絡み、シュートも放ったが2試合連続ゴールとはならなかった。ベンチスタートの奥川は最後まで出番はなかった。

 前節リバプール相手に善戦しながらも3-4で敗れたザルツブルクは、19歳FWアーリング・ハーランドやFWファン・ヒチャン、南野らが先発出場。1勝1分でE組首位のナポリは、FWホセ・カジェホンやFWドリース・メルテンス、新戦力FWイルビング・ロサノらが起用された。

 首位攻防戦はクリアボールから開始1分でメルテンスが惜しいシュートを放ち、ナポリが主導権を握る。対するザルツブルクは8分、PA左からファン・ヒチャンが後方へ落としたボールをMFエノック・ムウェプが左足シュート。相手に当たったボールにホーランドが反応し、反転から左足でゴールネットを揺らす。しかし、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)の介入によりホーランドのオフサイドと判定され、得点は認められなかった。

 すると、試合は前半17分に動いた。ナポリはDFケビン・マルキュイの浮き球パスをカジェホンが頭でつなぎ、PA右からメルテンスが思い切りよく右足を振り抜く。角度はあまりなかったが、GKチチャン・スタンコビッチの頭上を突く強烈なシュートを叩き込み、ナポリが敵地で先手を取った。

 反撃に出るザルツブルクは前半24分にFWパトソン・ダカのスルーパスからホーランド、25分にもファン・ヒチャン、南野とつないで再びホーランドがシュートを放ったが、ともにGKアレックス・メレトの好セーブに阻まれてしまう。30分には、前に出たところを突かれ、センターサークル内からメルテンスにロングシュートを打たれると、懸命に戻ったGKスタンコビッチが左腿裏を痛め、GKカルロス・ミゲルとの交代を余儀なくされた。

 高い位置からのプレスがハマりだし、シュートまで持ち込む機会を増やしていくザルツブルク。前半39分、サイドチェンジから左サイド深くでボールを受けたファン・ヒチャンがマルキュイの股を抜いてカットインすると、PA左でマルキュイに倒されてPKを獲得する。これをホーランドが左足でゴール右隅に決め、1-1と同点。19歳ストライカーが3試合連続ゴールを挙げ、今大会5得点とした。

 追いつかれたナポリは、ザルツブルクの攻撃陣に苦戦を強いられるが、チャンスを確実に生かし、後半19分に同点に追いつく。右サイドの裏でリターンパスを受けたマルキュイがクロスを入れると、相手に当たったボールがファーサイドに流れてフリーのメルテンスのもとへ。これをベルギー代表FWが落ち着いて右足でゴールネットに突き刺し、ナポリが2-1と勝ち越しに成功した。

 ザルツブルクは後半27分、左CKのセカンドボールをつなぎ、左サイドからMFズラトコ・ユヌゾビッチが右足でクロスを蹴り込むと、身長194cmのローランドがヘディングシュートを叩き込み、再び同点に追いついた。

 ところがナポリがすぐさま逆襲。後半28分、自陣からDFカリドゥ・クリバリがロングパスを送り、右サイドで裏を取ったメルテンスがクロスを入れ、途中出場のFWロレンツォ・インシーニェが体勢を崩しながらも右足を振り抜く。これがDFアンドレ・ラマーリョに当たりながらもゴールに吸い込まれ、3-2と再びリードを奪った。

 ポゼッション率はほぼ互角、シュート本数もともに2桁を超え、枠内シュートに関してはザルツブルクの方が多かったが、試合はそのまま3-2でタイムアップ。ナポリが2勝1分で首位をキープした。一方のザルツブルクは2連敗となっている。なお、次節はホームを入れ替え、11月5日に再び顔を合わせる。

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データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります

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