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浅野拓磨は惜しいシュートも…マンUがマルシャルPK弾で辛勝、グループ首位浮上

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PKを決めたアントニー・マルシャル

[10.24 EL第3節 パルチザン0-1マンチェスター・U]

 ヨーロッパリーグ(EL)は24日、グループリーグ第3節を欧州各地で行った。L組のマンチェスター・ユナイテッド(イングランド)は敵地で日本代表FW浅野拓磨の所属するパルチザン(セルビア)と対戦し、1-0で勝った。浅野は4-2-3-1の2列目左サイドで先発出場。後半37分にはCKから惜しいヘディングシュートを放ったが、最後まで得点は奪えず、後半アディショナルタイムにピッチを後にした。

 プレミアリーグで9試合を終えてわずか2勝と低迷するユナイテッドは、20日のリバプール戦からDFハリー・マグワイアとDFマルコス・ロホ、MFスコット・マクトミネイを除く8人を変更。FWアントニー・マルシャルやMFフアン・マタのほか、MFジェームズ・ガーナー(18)とDFブランドン・ウィリアムズ(19)といった若手を起用した。

 ともに1勝1分の首位攻防戦は、序盤からユナイテッドがボールを支配するものの、なかなかパルチザンの守備を崩すことができない。一方、パルチザンはユナイテッドの攻撃を耐えながら、少ない攻撃チャンスを確実にシュートまで持ち込んだ。

 前半37分、ユナイテッドはペナルティーアーク内でDFアーロン・ワン・ビサカがボールを奪い、MFジェシー・リンガードが素早く右足を振り抜くが、惜しくも右ポストを直撃。40分には、パルチザンのFWウマル・サディクがペナルティーアーク手前から右足で巻いたシュートを放つが、こちらも右ポストに嫌われ、スコアは動かなかった。

 前半42分には、浅野にチャンスが訪れる。インターセプトからボールを受けたサディクが運び、浅野がPA左手前でボールを受けると、右にずらして右足を振り抜く。体勢を崩しながら放ったシュートはわずかにゴール右に外れてしまう。すると、直後に試合は動いた。

 ユナイテッドは前半42分、B・ウィリアムズがPA左でDFネマニャ・ミレティッチに倒されてPKを獲得。キッカーを務めたマルシャルがブーイングが鳴り響くスタジアムの中、冷静にゴール左に決め、先制に成功した。

 1点ビハインドで後半を迎えたパルチザンは、2分にPA手前でFKを獲得。MFビブラス・ナトホが壁の横を抜くグラウンダーのシュートを放つが、わずかに枠を外れる。7分には、敵陣中央で浅野のパスを受けたMFセイドゥバ・スマーがドリブルで中央突破。最後はマグワイアをかわして左足を振り抜いたが、GKセルヒオ・ロメロの好セーブに阻まれた。

 追加点が欲しいユナイテッドは後半15分に2枚替え。マルシャルとワン・ビサカを下げ、FWマーカス・ラッシュフォードとMFダニエル・ジェームズを投入。しかし、後半はパルチザンの方が多くのシュートチャンスを作り出していた。

 後半38分、右CKからナトホがゴール前に蹴り込み、ニアに入った浅野が渾身のヘディングシュート。しっかり枠を捉えていたが、GKロメロに止められ、なかなか同点に追いつくことができない。最後までパルチザンの猛攻は実らず、ユナイテッドがPKの1点を守り抜いて1-0で勝利。2勝1分の無敗でグループ首位に立った。

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データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります

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