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2年前のルヴァン決勝から「成長」川崎Fは悲願達成へ、小林悠「自信を持って戦える」

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主将の小林悠福森晃斗が握手する

 2連覇中の王者として、2年ぶりにファイナルの舞台に帰ってきた。川崎フロンターレは2年ぶり5度目のルヴァンカップ決勝(26日・埼玉)に挑む。25日、チームは埼玉スタジアムで前日練習を行い、鬼木達監督、主将のFW小林悠が公式会見に出席した。

 2連覇を成し遂げた自信と経験を持って、カップ戦初タイトルを奪いにいく。川崎Fは過去4度ルヴァン杯準優勝と苦杯を舐めてきたが、鬼木達監督は「明日は悲願であるカップ戦のタイトルを全員で勝ち取りたい。明日も総力戦で戦っていきたい」と意気込んだ。

 攻撃的なスタイルを掲げる両チームが激突する。J屈指の攻撃力と恐れられる川崎Fも、決勝の過去4試合はいずれも無得点だった。クラブ史上初の決勝進出に導いた敵将に「ミシャさんという尊敬できる監督と戦える」と敬意を示した鬼木監督は「過去4回、得点をしていない。まずはそこを払拭したい。皆さんの期待に応えられるような攻撃的なサッカーをしたい」と強調し、真っ向勝負に挑む。

 2年前のルヴァン決勝でC大阪に敗れた川崎Fはその2か月後にJ1リーグを制し、初タイトルを奪取。17年、18年と2連覇を達成した。「また一つクラブとして成長していくには一発勝負に勝っていくこと。いろんな意味で歴史を少しずつ変えていきたい」と力説した鬼木監督。小林悠主将も「2年前は失点から立て直せなかった後悔がある。その時よりも確実にチームは成長している。今回こそ優勝してみんなで喜び合いたい」と雪辱を誓った。

「2年前、決勝で負けた後にリーグ戦で2連覇して、自信を持って戦えるようになった」。2年前との“変化”をそう指摘した小林は「試合の時間帯、状況に応じてチームみんなが今何をすればいいのかという意思疎通がはっきりしてきた。チームとしても個人としても、すごく成長している部分」と自信を漂わせ、“5度目の正直”を成し遂げる。

(取材・文 佐藤亜希子)
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