beacon

西目はFW伊藤新之介がマンマーク攻略。動き出しの質と強気のシュートで先制点:秋田

このエントリーをはてなブックマークに追加

後半10分、西目高FW伊藤新之介が先制ゴール

[10.24 選手権秋田県予選準決勝 秋田南高 0-3 西目高 ソユスタ]

 西目高の俊足FWがマンマークを攻略した。この日、秋田南高は西目の俊足2トップ、FW伊藤新之介(3年)とFW武田笑侑(3年)を徹底マーク。2人のストッパーが常に伊藤と武田を監視下に置きながらプレーしていた。

 西目の2トップはバイタルエリアに落ちてパスワークに絡むなどしていたが、前半は強い向かい風の影響もあって無得点。それでも、後半10分に伊藤新が先制点を奪う。左スローインの場面で素早く動き出した伊藤新へMF伊藤瑠偉(3年)からのロングスローが届く。これで前を向いてタッチライン際まで切れ込んだ伊藤新は切り返しでシュートコースを作り、ニアサイドへ右足シュートを叩き込んだ。

「(後半は)自分のタイミングで動き出して味方と連係を合わせたら背後を取れたので、それがチャンスに繋がりました。(得点シーンは)普段はパスしちゃうんですけれども、今回は打って決めることができたので良かったです」と伊藤新。自分の動きの質を上げて、ゴール前で貪欲に打ち切った姿勢が得点に繋がった。

 決勝へ向けて伊藤新は「まず今年は粘り強く守って前線のスピードが武器なので、それを活かして次の試合も点を取りに行きたいと思います。自分で決めるという意識を持ってどんどんゴールを狙っていきたい」と宣言。この日、一つ自信を掴んだストライカーが決勝でも連発する。

(取材・文 吉田太郎)
●【特設】高校選手権2019

TOP