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西目は被シュート1本、無失点で準決勝突破。決勝へ意欲のCB熊谷「ゼロにこだわりたい」

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西目高の守備の柱、CB熊谷穂高

[10.24 選手権秋田県予選準決勝 秋田南高 0-3 西目高 ソユスタ]

 西目高は風下だった前半、秋田南高の速攻を幾度か受けていた。だが、守備の柱であるCB熊谷穂高(3年)やGK菅野詠太(3年)を中心に声を掛け合いながら守り、被シュートわずか1本。無失点で勝利した。

 特に声でチームを鼓舞していた熊谷は、「3年生として監督、コーチ陣からも『声で引っ張れ』と言われている。声で引っ張るように意識しています」という。ロングボールやビルドアップに自信を持つ熊谷は、攻撃面でも西目の攻撃に良く絡み、ロングボールでチャンスを演出していた。

 決勝は昨年度全国8強の秋田商高と激突。対戦相手には自身よりも10cm以上身長の高いFW原田遥翔(2年)がいるが、熊谷は「自分はジャンプ力があるので、(身体を張って守ることに加えて)ヘディングでも負けないようにしたい」と意気込んだ。

 勝てば7年ぶりの全国。11年度、12年度に連覇した際はいずれも決勝戦を無失点で終えている。それだけに、強敵の攻撃をどれだけ封じ込むことができるかが一つのポイント。熊谷は「攻められる展開が続くと思うけれど、泥臭くゼロで行くこと。チャレンジ精神で、最後まで諦めないでまずDFはゼロにこだわりたい」と誓った。

(取材・文 吉田太郎)
●【特設】高校選手権2019

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