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U-17W杯初戦は“優勝候補”と激突! 攻撃封じ誓う半田陸主将「組織で対応したい」

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会見に臨んだ森山佳郎監督と半田陸主将

 25日、U-17W杯の初戦を27日に控えるU-17日本代表の森山佳郎監督と半田陸主将が大会公式記者会見に臨んだ。

 欧州王者オランダとの第1戦に向けて森山監督は「良い準備ができているので、過度に緊張することなく、しっかり自信を持って臨みたい」と意気込みを語った上で、相手の印象についてはこう話した。

「何試合か観させてもらっているが、(オランダは)常に相手より多くのシュート数を記録しているチームであり、欧州の決勝(イタリア戦)でも4点を奪っている。攻撃の破壊力を持ったチームで、今大会の優勝候補筆頭だと思っている」

 紛れもない強敵が相手となるが、ベスト4以上を目標に掲げる日本にとってはその超えるべきラインを知るには格好の相手となる。「臆することなく戦う」(森山監督)ことは大前提で、その上で半田主将は「本当に上手い選手、速い選手がいるチームなので、組織でうまく対応したい」と語る。

 指揮官もまた頼れる主将が率いる守備陣の仕上がりには「準備段階での最後の2つのゲームは失点ゼロで抑えられたし、最後の局面で体を張ることもできている」と自信を見せる。その上で「日本のスピードを活かす攻撃で突破口を開ければ」と、大会開幕早々に世界を驚かせるために準備してきた秘策の一端を明かした。

「久保建英、菅原由勢、中村敬斗といった(2年前の)前回大会を経験した10代の選手たちがもうヨーロッパに羽ばたいて戦っている。選手たちの可能性を広げることができる大会だと思っている」(森山監督)

 アジア王者・日本と欧州王者・オランダによる注目の初戦は、日本時間10月28日8時(現地時間10月27日20時)からブラジルで幕を開ける。両国の次代を担う若武者たちによる競演は、観ておいて損のない熱い試合となりそうだ。

(取材・文 川端暁彦)
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