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悲願のルヴァン杯初優勝…川崎F中村憲剛「見たかった光景がやっと」

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優勝カップを掲げるMF中村憲剛

[10.26 ルヴァン杯決勝 3-3(PK4-5) 川崎F 埼玉]

 夢にまで見た光景が目の前に広がっていた。「やっと見たかった光景が見られた」。2003年の入団から川崎フロンターレ一筋。4回のルヴァンカップ準優勝のうち、3回を経験した。MF中村憲剛が表彰台へと上り、優勝カップを掲げる瞬間がついに訪れた。

「やっと見たかった光景が見られた。感無量ですね。みんなが見えましたし、勝ったことでしか味わえない景色だったと思います。ルヴァン杯の(階段を)上にのぼることは憧れていた。個人的にも4回目の挑戦だったし、最高ですね」

 チームは00年、07年、09年、17年と過去4度決勝に進出したが、いずれも準優勝。5度目の“挑戦”は決勝では稀とも言える劇的な死闘となった。延長前半にDF谷口彰悟の退場で10人になったが、延長後半にCKの流れからFW小林悠が起死回生の同点ゴール。3-3に追いつくと、PK戦の末に大会を制覇した。

 経験豊富な38歳のバンディエラも「退場者が出て延長を戦った経験はない」と苦笑したが、「(1人少ない状況で)ボールを大事にするところ、いつ行くかというところはいつも以上にみんな、神経を使っていた」。リーグ2連覇を達成し、2年ぶりに帰ってきたこの舞台で雪辱を果たした。「2年前だったら浮ついたところがあったと思う。慌てないでプレーできた」。ついに悲願を達成し、新たな歴史を刻んだ。

(取材・文 佐藤亜希子)
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