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川崎F小林悠が涙…ファイナルで執念の2ゴール「決めるのは自分だと言い聞かせた」

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ルヴァン杯決勝で2ゴールを挙げたFW小林悠が涙

[10.26 ルヴァン杯決勝 3-3(PK4-5) 川崎F 埼玉]

 目に涙を浮かべ、カップ戦初タイトルの歓喜に浸った。川崎フロンターレのFW小林悠がファイナルの舞台でチームを頂点に導いた。「ヒーローになることしか考えていなかった」。後半28分に途中出場でピッチに入ると、4万8119人が埋めた決勝の舞台で劇的な2ゴールを挙げた。

 まずは1-1で迎えた後半43分だった。スルーパスに抜け出した小林はGKとの1対1を冷静に制し、逆転ゴール。しかし、後半アディショナルタイムに失点し、2-2で延長戦へ。延長前半に退場者が出ると、FKを決められ、3-2と勝ち越された。それでも10人で食らい付き、延長後半4分、CKの流れから起死回生の同点ゴールを陥れた。

「途中出場でしたが、必ず自分が決めてフロンターレにタイトルをもたらす、と。純粋にそれだけを信じてプレーしていました」。PK戦は先行の1番手できっちりと決め、5-4で勝利。諦めずに何度も劣勢を跳ね返し、壮絶な試合を制した“原動力”を次のように語った。

「札幌の選手はわからないですが、やっぱり僕だったり、憲剛さんだったりが、タイトルへの気持ちは一番強いなと思っていました。タイトルが決まる試合でゴールを決めるのは自分だと言い聞かせながら、ずっとプレーしていました」。執念をゴールで示し、悲願を達成した。

(取材・文 佐藤亜希子)
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