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札幌DF福森が値千金1G1A! 古巣相手にMVP級活躍も「120分出られず不甲斐ない」

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ガッツポーズを見せる北海道コンサドーレ札幌DF福森晃斗

[10.26 ルヴァン杯決勝 札幌 3-3(PK4-5) 川崎F 埼玉]

 試合を締め切ることができていれば、文句なしのMVP筆頭候補だった。1ゴール1アシストで劇的な逆転劇を演出した北海道コンサドーレ札幌DF福森晃斗は「ポジティブに捉えれば、川崎F相手にここまで得点を取れたし、PK戦で負けたけど戦えるところを見せられた。全国放送で札幌が強いところを見せられて良かった」と気丈に振る舞った。

 2-2で迎えた延長後半9分、ゴール右斜め前からのFKで自慢の左足が炸裂した。「プロキャリアをスタートさせてもらった川崎フロンターレに対して、FKをこの大舞台に絶対に決めたいと思っていた」。前半3分に訪れたFKのチャンスは壁に阻まれたが、2度目のキックは完璧だった。

 狙ったのはGKが寄ったファーポスト脇。「自分が狙いたいところに山村選手とか高い選手がいて、ファーサイドに蹴ろうかなと思った時にポストの延長線上に立っていたのが(背が高くない)長谷川選手と大島選手だった。スピードの出たボールで越せば行けるかなと思った」。理想どおりのコースに打ち切り、延長戦での貴重な勝ち越しゴールを奪った。

「試合前のウォーミングアップからキックの調子が良かった」と語ったように、セットプレーはこの日も猛威を振るった。後半アディショナルタイムに決まったMF深井一希の同点ゴールも福森の右CKから。「絶対に決まってほしいという思いしかなかった」。そのキックをスカウティングどおりのコースに蹴ってみせた。

 しかし、試合結果は望んだものではなかった。「個人的には120分出られなかったところが不甲斐なかった」と振り返ったように、自身は足がつったこともあってリード時の延長前半終了時に途中交代。「相手も10人だったし、攻め切ってゴールを決めるのか、キープするのかがどっちつかずになってしまった」と敗因を述べた。

(取材・文 竹内達也)
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