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“743日ぶり弾”導いた41歳の探求…中村俊輔「色を変えて、照らし合わせて、何ができるか」

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横浜FCで初ゴールを決めたMF中村俊輔

[10.27 J2第38節 横浜FC2-1東京V ニッパツ]

 41歳にして自らの新境地を切り拓き、743日ぶりのゴールを自慢の左足で決めてみせた。横浜FCのMF中村俊輔は試合後、ベンチを外れていた直近2試合を「タメになった」と振り返り、「シモさん(下平隆宏監督)が求めるボランチ像が身体に染み付いた」と明かした。

 J2第38節・東京V戦の前半26分、昨季はプロ22年目で初めてノーゴールに終わっていた背番号46が魅せた。DF北爪健吾からのクサビのパスが前線に入ると、FW皆川佑介のポストプレーに対して絶妙なポジションで反応。ハーフボレー気味に左足を振り抜き、弾丸シュートをゴール右隅に突き刺した。磐田時代の2017年10月14日のJ1第29節清水戦以来、743日のゴールとなった。

 今季途中に横浜FCへやってきた中村。トップ下へのこだわりは捨てていないが、新天地では1列低いボランチを務めている。「ハンドルになりたいが、そういう戦術ではない」。ここでは密集地のボールに顔を出して絡むより、ボールに遠くてもあえてポジションを守ることで、サイドの選手をフリーにしてあげることが求められている。

 そこで中村が意識するのは「欲張らないようにやれることをやって、セットプレーとワンチャンスで結果を出さないといけない」ということだ。サイドの選手がフリーで脅威になり、相手がそっちにつられてくれれば、中央のスペースもおのずと空いてくる。この日のゴールはそうしたチームの狙いと、中村の武器が合致した一撃だった。

 こうした戦術に適応するにあたり、中村はベンチ外練習やスタンドからの観戦機会を活かす他、同様の思想を持つ横浜FMや東京Vにおけるボールの動かし方を学んでいるという。「自分のプレーはこうだからというのを捨てないといけないというか、色を変えて、照らし合わせて、何ができるか」。そうした探究心の末に、743日ぶりのゴールは生まれていた。

(取材・文 竹内達也)
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