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誕生日前日、「特別な想いのある試合」を大勝で飾った柏DF古賀太陽

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出場時間を延ばし成長著しいDF古賀太陽

[10.27 J2第38節 柏4-0福岡 三協F柏]

 誕生日を翌日に控えた第38節は、奇しくも“古巣”との一戦となった。今季から柏レイソルの4番を担うDF古賀太陽は、昨年6月に育成型期限付きでアビスパ福岡へ。21試合に出場して半年後に復帰すると、今季は柏のレギュラーの座をつかんでここまで33試合に出場している。

「20歳最後の日がアビスパ(との試合)で、個人的にも特別な想いのある試合ではあった」。その特別な一戦を4-0で大勝。試合後にはバースデーソングがゴール裏のサポーターから送られた。

 先月6日から16日に行われたブラジル遠征では、6月のトゥーロン国際大会以来となるU-22日本代表に復帰した古賀は、21歳で迎える来年の東京五輪出場を目指している。「代表のところは意識しないといけないですし、厳しい争いにはなると思いますけど、意識高く持ってやっていきたい」。

 この日、福岡の右ウイングバックに入っていたのは、同学年のMF石原広教。「相手の中で彼がストロング」と見ていた古賀は、石原を封殺し仕事をさせなかった。「同世代で多少は意識しましたけど、まずはマッチアップする選手として見ていたので特別な感情はなく、うまく対応できた」と守備面での手応えを口にしたが、「後半に何回かクロスを上げさせてますし、100点ではないです」と満足していない。

 チームとしても後半はミドルレンジからのシュート1本しか許さない、圧倒する展開だったものの、「最後の時間押し込まれていましたけど、できれば(前節の)千葉のときみたいに自分たちがボールを持った状態で終わりたい」とさらなるチーム力アップを誓っていた。

(取材・文 奥山典幸)

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