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[MOM3007]専修大北上FW菅原新(3年)_焦りを振り切り、エースが試合を決める大仕事

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専修大北上FW菅原新(3年)が試合を決める3点目を奪った

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[10.27 選手権予選準決勝 専修大北上4-1不来方 いわぎんB]

 4得点を挙げた専修大北上高だが、「3点目が大きかったですね」と小原昭弘監督が語った通り、試合を決定づけるゴールを挙げた、チームのエースストライカー菅原新(3年)がこの試合のマン・オブ・ザ・マッチ(MOM)だ。

「あまり調子は良くはなかったですね」と小原監督も話すように、今大会通じてなかなか結果を出せなかった菅原。「選手権に入ってから1点しか取れていませんでした。シュートを打たなければと焦っていました」。焦りからシュートの精度を欠く、悪循環に陥りかけていた。

 それでも「選手権を通じて、サイド攻撃をコンセプトにしてやっていて、チームの狙いどころで点を取れました。2-1の時間が続いて雰囲気は良くありませんでしたが、良い時間帯に取れて良かったです」。今大会、特にトレーニングを積んできたクロスからの形で、チームとして点の欲しかった時間帯にゴールを奪えたことに喜びの表情を浮かべていた。

 決勝に向けては「厳しい試合になると思う」と気を引き締める。「県総体を取って、追われる立場になりましたが、勝って強い専北でありたい」と語る菅原。決勝も自身のゴールで全国へと導きたいところだ。

(取材・文 小林健志)
●【特設】高校選手権2019

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