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12・8 モロッコ代表戦決定。ブラサカ・日本代表主将、川村が見据える金メダルロード

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[10.27 ブラサカ東日本第4節 パペレシアル品川 6-0 乃木坂ナイツ]

 ブラインドサッカー日本代表主将の川村怜が27日の東日本リーグ・乃木坂ナイツ戦で5ゴール。3位に終わった10月のアジア選手権後、初の対外試合で再起にむけてまずは順調なスタートを切った。

「アジアで優勝した中国と準決勝で対戦しましたが、スコア以上(△2-2、PK戦で敗北)の差を感じた。メダル候補にブラジル、アルゼンチン、中国といて、彼らと比べても日本の選手が置かれている境遇は他国より厳しい。それでも、その限られた時間の中で自主性をもってやっていかないといけない」

 そう危機感を募らせる川村にとって、12月8日、ブラインドサッカーチャレンジカップとして町田市立総合体育館で開催が決まった国際試合・モロッコ代表戦は、のぞんでいた「テストマッチ」だ。川村が続ける。

「アジア選手権が終わって10月に終わり、来年3月の(プレパラリンピックと位置付けられる)ワールドグランプリ(WGP)まで期間がある。その間に国際試合ができることはありがたい。試合間隔があかないことが大事だからです。体格がの大きい相手と強度の高い試合、そして力もつけているモロッコと試合できることは大きい。最近は欧州や南米との試合はありますが、アフリカ勢とは僕自身も2014年の世界選手権(モロッコ戦)以降、なかなか試合ができなかったですから」

 川村はどんなメリットを感じているのだろうか。

「タイプの違う体格、相手は肌で感じないとわからない。手足の長さ、体の寄せ方、重心の位置は欧米勢と全然違うんです。(日本代表候補の)アブディンもアフリカのスーダン出身ですけど、身体能力が高く、バネがあり、しなるようなインパクトは日本人にはないですから」

 モロッコは11月15日開幕の東京五輪パラリンピック出場をかけて、アフリカ選手権優勝の最有力候補と言われる。日本はモロッコとの対戦が実現すれば、2019年のプレ五輪イヤーにアメリカ、欧州、アフリカ、アジアの大陸王者との対戦をすべて“制覇”したことになる。パラリンピックに出てくる彼らの情報を肌感覚で得て、本番での金メダル獲得への秘策に変えていく。

(取材・文 林健太郎)

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