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昨年決勝で3連続PK阻止の仙台育英GK佐藤は“ライバル”に刺激。「高校サッカーではどこにも負けたくない」:宮城

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仙台育英高の注目GK佐藤文太は無失点勝利で決勝へ

[10.27 選手権宮城県予選準決勝 仙台育英高 4-0 利府高 ユアスタ]

 仙台育英高GK佐藤文太(3年)は1年時から名門校のゴールを守る注目守護神だ。東北地方を代表するGKはこの日、特別な見せ場こそ無かったが、距離のあるキックやDF背後へのボールの処理など堂々とした動き。無失点で決勝進出を果たした。

「前線が良いプレスをかけてくれたので、後ろは合わせるだけという感じでした。(CB杉田)輝稲も(CB中川原)樹もヘディングでやられるシーンはなかった。安定した戦いができた」と振り返る。この日は被シュート3。今大会、ほとんどシュートにまで持ち込まれていない無い要因として、前線のハードワークや安定したDF陣の存在を口にしていた。

 ただし、決勝の対戦相手は個々の技術力が際立つ聖和学園高。これまで通りに行くとは考えていない。昨年度の決勝は佐藤の驚異的な3連続PKストップによって勝利しているが、後半終了間際に先制点を奪われている。それだけに、「シュートが今まで以上に来ると思っているので、最後は自分が守ってゼロに抑えたいと思います」と力を込めた。

 1年時から経験を重ねてきた注目GKは、最高学年になって考え方がかなり変わったという。「これまで監督、コーチに言われたことに応えるという目標でやってきたんですけれども、その上で監督が言っていることを応用してやっていったり、チームが良くなるようにオフ・ザ・ピッチの部分でも支えられるように(チームメートに)声をかけてきました」。自身、チームの成長のために取り組んできたことが、現在下級生たちの活躍などに繋がっていると感じている。

 “ライバル”のプロ入りが刺激になっている。仙台ユースのU-18日本代表GK小畑裕馬(3年)がトップチームへ昇格。GKキャンプで一緒になった宮城県内のGKと食事に行ったり、連絡を取り合っているという佐藤は、「小畑裕馬もプロになって、良い刺激というのは色々なところからもらっている」と語る。

「自分は、宮城は優秀なGKが多いと思っていて、おこがましいですけれども、裕馬のことをライバルだと思っていますし、高校サッカーではどこにも負けたくない」。将来は自分もプロへ。決勝で対戦する聖和学園高GK高山梓(3年)も注目される守護神だが、県内、全国でも高体連のGKには負けたくないという思いがある。

 全国大会で活躍すれば、日本高校選抜入りの可能性も十分。ただし、「今はチームで全国大会に出ることが目標。そこで自分が貢献できれば良い」。強敵を無得点に封じて、必ず宮城制覇を達成すること。そして、仲間たちとともに全国で自分の力を存分に発揮する。

(取材・文 吉田太郎)
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