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リバプールはU20選手が5人先発! 劇的PK勝利にクロップ監督「感情を抑えられなかった」

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劇的な勝利に沸くリバプールの選手たち

[10.30 カラバオ杯4回戦 リバプール5-5(PK5-4)アーセナル]

 カラバオ杯で劇的な勝利を収めたリバプールだが、この日は20歳以下の選手が先発メンバーのうち5人を占めていた。ユルゲン・クロップ監督が「素晴らしい才能」と期待を寄せるGKクイービーン・ケレハー(20)が運命のPKを止めるなど、未来のニュースターたちがタイトルへの道筋を切り開いた。

 スターティングイレブンの平均年齢は23歳122日。クロップ監督はすでにトップチームでも出番を得ているFWライアン・ブリュースター(19)をはじめ、フルハムから加入したMFハービー・エリオット(16)、アカデミー出身DFネコ・ウィリアムズ(18)、DFセップ・ファン・デン・ベルフ(18)という4人のティーンエイジャーを抜擢した。

「私たちは多くのミスをしてしまい、平均的なパスをしていた。時々オープンすぎる展開にもなった」(クロップ監督、『スカイ』フラッシュインタビューより)。

 試合は前半6分に先制したものの、その後はアーセナルに先行を許す展開。指揮官は試合後に「アンフィールドで初めてプレーするのは夢のようだが、物事がうまくいかない可能性はあるし、軌道に乗る必要がある」とフォローとも取れる言葉を口にしたが、試合運びの拙さも目立った。

 それでも3-4で迎えた後半17分、途中出場MFカーティス・ジョーンズ(18)のパスからFWディボック・オリギが同点ゴールを決めると、再び勝ち越されて迎えた後半アディショナルタイムにもネコ・ウィリアムズのクロスにオリジが合わせて食らいつき、若き選手たちが要所できらめきを放った。

 そうして挑んだPK戦でもC・ケレハーがMFダニ・セバジョスのシュートをストップ。劇的な一戦を経て、8強行きの切符を手にした。

「われわれが勝たなければ3年後には誰も覚えていない。ただしやり切るのであれば、少年たちは永遠に記憶されるだろう」。この試合をそう位置付けたクロップ監督は「戦術について語ることはできる。ただ、この夜に誰がそんなことを気にする?少年たちがこの試合を覚えておくことを望む。彼らが今夜やったこと、それには本当に感情を抑えられなかったよ」と振り返っている。

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