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深刻な得点不足のニューカッスル、地元紙は武藤嘉紀に期待「ベンチから違いを作れる」

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武藤嘉紀

 ニューカッスル・ユナイテッドの地元紙『シールズ・ガゼット』は、ここまで苦しむ前線の現状を受け、武藤嘉紀にも十分にチャンスがあると伝えている。

 今シーズン、前線を大幅に入れ替えたニューカッスルは、10節を終えて17位と低迷。順位もさることながら、特に危惧されているのが攻撃陣だ。プレミアリーグでの総得点がわずかに「6」で、最下位ワトフォードの「5」に次ぐリーグワースト2位と得点力不足を露呈する。

 昨シーズンに二桁得点をしたサロモン・ロンドンとアジョセ・ペレスが去ったFWには、クラブ史上最高額で加入したジョエリントンやアラン・サン・マクシマンを迎え入れた。しかし、前線の中でリーグ戦でゴールを挙げたのはブラジル人FWだけで、同選手も直近のリーグ戦7試合で無得点が続く。

 これを受け、同メディアのマイルズ・スターフォース記者とジョーダン・クロニン記者はニューカッスルの前線について議論を交わす。その中で、ジョエリントンのベンチ降格やドワイト・ガイルやアンディ・キャロルのスタメン起用について話し、ここまでリーグ戦では5試合のみと出番が限られるも、カラバオカップで1ゴールを記録した武藤の可能性について言及した。

 スターフォース記者は、日本代表FWについて「疑うことなく、前線に違いを作れる」と主張。続けて「ムトウはジョエリントンやガイル、キャロルとはとても異なる選手で、とても、とても俊敏だ。ただ、ニューカッスルでは本当に実力を示すことができていない。それでも、現状で言えば、インパクトを残す選手としてベンチから送り出すのが最善の策だと思う」と試合途中から流れを変えることのできる選手だと評価。

 一方のクロニン記者は「チャンスを得ても、いつも状況が変わってしまうから、ムトウのことを可哀そうに思う」と昨シーズンに負傷で離脱したことや9月のレスター戦で先発するも退場者が出たことにより、前半のうちに途中交代するなど不運な状況が続いていると感じているようだ。

 それでも「ムトウはチャンスを手にするに値する。(スティーヴ)ブルースは彼をもっとベンチから起用すべきだ」とスターフォース記者同様に途中からピッチに立ち、試合の流れを変える働きを期待している。

 ニューカッスルの次戦は11月2日の敵地でのウェスト・ハム戦。直近の3試合で出番のない武藤は、両記者の言うようにベンチからピッチに投入され、得点力不足に悩まされるチームを助けられるのだろうか。

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