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西川潤の決勝弾でセネガル撃破!! U-17日本代表、グループ首位で決勝T進出

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途中出場のFW西川潤(桐光学園高/C大阪内定)が期待に応える決勝ゴール

[11.3 U-17W杯グループD第3節 日本1-0セネガル カリアシカ]

 U-17日本代表は3日(現地時間2日)、グループリーグ第3戦でU-17セネガル代表と対戦し、1-0で勝利した。途中出場のエースFW西川潤(桐光学園高/C大阪内定)が決勝ゴール。日本は2勝1分、勝ち点7のグループ首位で決勝トーナメントに進出した。

 日本は0-0で引き分けた第2戦アメリカ戦から先発5人を変更し、DF村上陽介(大宮U18)、DF角昂志郎(FC東京U-18)、DF山内翔(神戸U-18)、MF中野桂太(京都U-18)の4人が今大会初スタメンとなった。
 4-4-2の布陣でGKは3戦連続で鈴木彩艶(浦和ユース)。センターバック起用だったDF半田陸(山形ユース)が右サイドバックを担い、DF鈴木海音(磐田U-18)と村上のセンターバック、左SBは中野伸哉(鳥栖U-18)。ダブルボランチは角と山内がコンビを組み、右サイドハーフにMF田村蒼生(柏U-18)、左にMF田中聡(湘南U-18)。FW唐山翔自(G大阪ユース)と中野桂が2トップを形成した。

 他会場の結果により各組3位の上位4チーム入りが確定し、セネガル戦の結果に関わらず2大会連続のグループリーグ突破が決定した日本。序盤は右サイドバックに入った半田が前線に正確なフィードを入れて攻撃を組み立てたが、アクシデントで試合が中断する。田中が頭部を打って出血し、担架でピッチ外に運び出された。

 立て続けにアクシデントが起こり、前半24分、ワンツーの形で中野桂がエリア内に抜け出すと、接触したGKウスマン・バが負傷。田中は処置をして一度はピッチに戻ったが、前半29分にMF藤田譲瑠チマ(東京Vユース)との交代でベンチに下がり、ウスマン・バもGKパプ・ディオネとの交代を余儀なくされた。藤田がボランチの一角に入り、右サイドハーフに田村、左に田中がシフトした。

 前半アディショナルタイムにはカウンターから窮地を招いたが、鈴木海が冷静に対応。日本も“W中野”が決定機。エリア内に侵入した中野伸が左足を振り抜いたが、強烈なシュートは惜しくもクロスバーを叩く。中野桂もPA手前から左足ミドルで狙ったが、これはGKディオネに阻まれ、0-0で前半を折り返した。

 セネガルに決定機を与える場面もあったが、半田ら守備陣が体を張ってブロックし、難を凌いだ。後半15分には中野桂のスルーパスを受けて前を向いた唐山がシュートを打ったが、ゴール上へ。後半20分、日本は中野伸を下げて西川を投入し、左サイドバックに半田、右サイドバックに角がシフト。中野桂は右サイドハーフに下がり、唐山と西川が2トップを組んだ。

 西川の投入から2トップでゴールに迫る形をつくったが、チャンスを決めきれず、後半36分に唐山を下げて若月大和(桐生一高/湘南内定)を投入した日本。迎えた後半38分、藤田が狭いスペースに絶妙なスルーパスを通すと、抜け出した西川がGKとの1対1を制し、左足で冷静に流し込んだ。頼れる10番が決勝ゴール。日本は1-0でセネガルを下し、D組首位で決勝トーナメントに進出した。

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