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状態上向きの17歳エース西川潤が3戦2G2A! 慎重起用はラウンド16以降への“布石”

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期待に応える決勝ゴールを挙げたFW西川潤(桐光学園高/C大阪内定)

「メッシ! ネイマール! ニシカワ!!」

 試合後、外国人記者からそんな言葉を投げかけられた。「ニシカワ」の名前は、U-17W杯という大会を通じてすっかり認知されつつある。

 U-20W杯から夏場の連戦と続く中でコンディションを落としていたFW西川潤(桐光学園高/C大阪内定)だが、この代表に合流してから地道な補強トレーニングを含めた調整を重ね、確実に状態が上がってきた。「今はだいぶ良くなった」と森山佳郎監督もエースの状態が上向いてきたことを認めるように、状態は確実に上向きだった。

 指揮官はエースの状態を慎重に見極めながら起用しており、第2戦は途中出場、第3戦もハーフタイムからの出場を予定していた。各種データも検証しながら「ラウンド16以降をベストの状態で迎えられるように」(同監督)という調整である。

 その第3戦は前半にMF田中聡(湘南U-18)が負傷交代を余儀なくされるアクシデントがあり、登場は63分と少々遅れることとなった。ただ、与えられる任務が変化するわけもない。「点を取ってチームを勝たせてこい」と送り出された日本の10番は、そのミッションをキッチリ果たすこととなる。

 83分、普段の生活から仲が良く、「感覚が合う」というMF藤田譲瑠チマ(東京Vユース)のスルーパスを引き出すと、「結構トラップが良かった」と自賛した見事なファーストタッチから、GKの位置を冷静に確認。「飛び出してこなくてニアが空いていたので狙いました」と、クールにシュートを沈めてみせた。

 これで3試合2得点2アシストという結果になったが、もちろんこれで満足してはいないだろう。ベストコンディションに調整して迎えるラウンド16以降の戦いで、日本の10番にはさらなる輝きが期待されることとなる。

(取材・文 川端暁彦)
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