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J1昇格消滅の長崎…手倉森監督「我々に無駄なゲームない」

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[11.3 J2第39節 横浜FC 2-0 長崎 ニッパツ]

 代表取締役社長の高田明氏が退任することが発表された3日、横浜FCのホームに乗り込んだV・ファーレン長崎は0-2の完封負けで4連敗を喫し、今季のJ1昇格の可能性が消滅した。

 序盤から横浜FCにボールを保持される展開になると、前半42分にMF齋藤功佑のシュートがDF徳永悠平の足に当たってコースが変わる不運も重なって先制点を献上。さらに後半17分にはCKをGK南雄太にキャッチされると、カウンターからダメ押しゴールを奪われて0-2で敗れた。

「オウンゴールや足に当たって入ったり、カウンターで入れられるのは昇格争いの真っただ中にいるチームの勢いだと感じた」。試合後の会見で、そう振り返った手倉森誠監督は「我々は本来この雰囲気を望んでいた。それを対戦相手にやられていることに対し、今度は自分たちがそうならなければならない」と選手たちに伝えたようだ。

 この日、退任が発表された高田社長について話が及ぶと、「僕は早くから社長から話を聞かされていた」と明かした。「社長から、その言葉を聞いてから4連敗している。チームに伝えたあとも勝つことができていない。残りゲームで花道をという話をしたし、社長の意をくんで一戦一戦、力を注がないといけない」。

 プレーオフ出場圏内となる6位水戸との勝ち点差は11に広がり、残り3試合で上回ることができなくなって、J1昇格の可能性は消滅。しかし、シーズンはまだ終わっていない。「我々に無駄なゲームはない」と語った指揮官は「少しでも緩めたり、折れたりするような姿勢でゲームをするようだったら、クラブの未来はない。残り試合、しっかり気持ちを示したい」と力を込めた。

(取材・文 折戸岳彦)
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