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今年プリンスリーグ九州初参戦の創成館、初の全国は来年以降に:長崎

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創成館高は長崎準決勝で涙をのんだ

[11.3 選手権長崎県予選準決勝 創成館高 0-1 国見高 トラスタ]

 新鋭・創成館高は今年、プリンスリーグ九州に初参戦して経験を重ねてきた。接戦で勝ちきれない試合が続いて現在最下位だが、2位・大分U-18や3位・九州国際大付高、4位・日章学園高と引き分けるなど上位陣相手にも渡り合っている。

 その要因となっているのが守備面。元長崎DFの久留貴昭監督が「今年は身体能力が低いけれど、隣と重なり合うようなポジショニング、立ち位置を作れる」という強みをこの試合でも発揮する。そして、注目守護神・GK橋口欧介主将(3年)のファインセーブもあり、無失点のまま試合を進めていた。

 また、久留監督が「自分に責任を持ってプレーしだした」という2年生ボランチMF岩崎雄永が中心プレーヤーとして存在感。9月に怪我から復帰してきたMFは、身体の強さを活かした攻守やゲームメークでチームを牽引する。彼を中心にロングボールで押し込むだけでなく、落ち着いてボールを繋ぎながら相手に圧力をかける時間帯もあった。

 だが、後半立ち上がりのビッグチャンスなどを活かせず。俊足FW大西克宗(3年)の投入から攻撃に変化を加えることにも成功していたが、1点が遠い。フィード力の高いDF江崎智哉(2年)の負傷離脱も響く結果に。終盤はセットプレーなどから攻め続け、「ウチらしい最後まで戦う姿勢」(久留監督)も出ていたが、0-1で準決勝敗退となった。

 現在、インターハイ予選は2年連続で準優勝。選手権も長崎を突破するまであと一歩に迫りながら壁を破ることができていない。それでも、ムラがあり、「マイナスからのスタート」(久留監督)をしてきたチームが、力をつけて長崎準決勝で紙一重の勝負を演じて見せた。

 その姿を見た1、2年生が来年こそ歴史を変える。プリンスリーグ九州では残り2試合で8位と勝ち点1差。指揮官から「1、2年生に何か残してやろうね」というメッセージを受けた3年生たちは、最後まで諦めない姿勢、頑張り抜く姿勢を後輩たちに見せる。

(取材・文 吉田太郎)
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