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プリンス関西で大苦戦も選手権に向け「ようやくまとまってきた」…C大阪内定DF擁する神戸弘陵が4年ぶり全国へ王手:兵庫

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神戸弘陵が4年ぶり全国大会出場に王手

[11.4 高校選手権兵庫県予選準決勝 神戸弘陵1-0関西学院 アスパ五色]

 第98回全国高校サッカー選手権兵庫県予選準決勝が4日にアスパ五色メイングラウンドで行われ、神戸弘陵高が前年優勝校の関西学院高を下して4年ぶりの決勝に駒を進めた。10日にノエビアスタジアム神戸で行う決勝では県西宮高と対戦する。

 近畿地方で木枯らし一号が吹いたことが観測されたこの日、やはりポイントは風。コイントスで勝った神戸弘陵の主将MF沖吉大夢(3年)はあえて前半風下を選択。体力のある前半をしのいで、後半に勝負を仕掛ける作戦を立てていた。

 だが試合は予想外の展開になる。開始4分、左サイドを突破したMF松野隼輝(2年)がクロスを上げると、ニアに入ったMF兼田拓実(3年)が倒れ込みながら左足でねじ込む。これがゴールネットを揺らし、神戸弘陵に先制点が入った。

 早い時間の先制により、相手の圧力を受ける時間も早まったが、そこはDF竹内悠力(3年)、DF田平起也(3年/C大阪内定)を中心とした自慢の守備陣がゴールに鍵をかける。関学高のフィニッシュに精度に助けられたこともあったが、完全に崩されることはない。

 さらに神戸弘陵は1点リードで折り返した後半、交代カードを有効に使いながら試合を終わらせに行く。20分にはFW松隈弘樹(1年)に代えて、ベンチスタートさせていた10番FW吉田翔貴(3年)を投入。風上に立った後半、狙い通りの追加点こそ奪えなかったが、相手に反撃を許さず決勝へと勝ち上がった。

 今季はプリンスリーグ関西で1勝2分12敗。春先は主力に故障者が出たこともあり、大苦戦を強いられた。ただようやくここに来てメンバーが揃ってきたことで、戦いが安定。10月5日のプリンスリーグで敗れた三田学園との再戦となった準々決勝を2-1で逆転勝ち。「遅いですけど」と苦笑いの沖吉主将も、「ようやくここに来て殻をやぶる選手が出てきて、チームとしてまとまってきた。ここから上がっていく気しかない」と完全に自信を回復させている。

 4年ぶりとなる決勝。相手は県西宮に決まった。今季は練習試合で対戦、勝利を飾っており、いいイメージもある。決勝点を決めた兼田は「勢いもあるので、自信がある。このままの勢いで全国に行きたい」と力強く宣言。DFリーダー田平も「プロに入る前に弘陵で結果を出したい」と決勝に向け気合を入れ直していた。

(取材・文 児玉幸洋)
●【特設】高校選手権2019

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