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[MOM3036]名古屋U-18FW村上千歩(3年)_冬の王座はオレが導く!夏不在のFWが2得点

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名古屋グランパスU-18FW村上千歩は2得点の活躍

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[11.4 Jユースカップ準々決勝 名古屋U-18 3-1 広島ユース Jスタ]

 大事な2得点を挙げたのは、日本一の陰で密かに悔しさを味わったストライカーだった。Jユースカップ2019の準々決勝、名古屋グランパスU-18は3-1でサンフレッチェ広島ユースを下した。

 名古屋は夏に日本クラブユース選手権で優勝。年間を通じて戦うプレミアリーグWESTでも残り4試合で首位に立っており、この大会を含めて全国3冠を狙うチームだ。先制点は前半4分、ロングフィードへの抜け出しに対応した相手GKに当たったこぼれ球をFW村上千歩(3年)がロングシュートでたたき込んだものだった。

 村上は「広島とは(プレミアリーグWESTでの2回とクラブユース選手権の1回に続いて)4度目の試合。難しい試合になると話していました。試合開始1秒から前線でプレスをかけようと言っていましたし、良い守備から良い試合にできたと思います。1点目は(ツートップを組む武内)翆寿が抜け出したので、セカンドボールを意識して追いかけた結果。冷静に決められた」と貴重な一撃を振り返った。

 前半に追加点を奪った後、後半は1点を返されるなど反撃を受けたが、再び村上がゴールを陥れた。後半26分、味方のフィードを前線で受け、空中戦で相手に競り勝ってボールを残すと、武内のドリブルを追いかけてフォロー。ラストパスを受けてゴールを奪い、勝利を決定的なものにした。

 村上がツートップの連係から2点を挙げる形で、古賀聡監督も「ボールを奪ってから、相手と駆け引きがある中でアクションを起こし、相手の体勢を崩しながら2人で最後のゴールまで決めてくれたと思う」と称える活躍となった。

 村上は、1回戦から全4試合すべてで得点を挙げており、6ゴールで得点ランク首位(準々決勝で敗退した京都サンガF.C.U-18の木村歩夢も6得点)に並んだ。今度は、オレが……という思いが、胸の中にある。

 チームは夏に日本一に輝いたが、当時約3か月にわたって負傷で離脱しており、出場できなかった村上は「優勝は嬉しい気持ちもありましたけど、悔しい気持ちもありました」と複雑な気持ちを覚えたことを明かした。ストライカーとして自分がゴールを奪い、チームを勝利に、そしてタイトルに導く。夏にかなわなかった道筋を、冬に描こうとしている。

「ケガをしていた間、いろいろな人に支えられたことへの感謝と、自分の反骨心をプレーで表現したい。ゴールへの貪欲さは、一番変わったと思います。チームとして3冠を獲ることを目指しているし、個人としては得点王を狙っている。どん欲に狙っていきたい」と話した村上が連続ゴールを挙げれば、チームの目標である3冠にも前進する。飢えたストライカーは、ゴールも、チームタイトルも、個人タイトルも……と、すべてを奪い取る勢いを見せている。

(取材・文 平野貴也)
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