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ファンと衝突のジャカ、主将の座から降りることに…エメリ「彼は決定を受け入れた」

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MFグラニト・ジャカが主将から外れることに

 アーセナルウナイ・エメリ監督は、主将をMFグラニト・ジャカからFWピエール・エメリク・オーバメヤンに変更することを認めた。

 今シーズンからアーセナルの主将に指名されたジャカ。しかし27日のクリスタル・パレス戦で途中交代を告げられると、サポーターは皮肉の拍手。スイス代表MFは歩いてピッチを去ろうとすると、今度はスタンドから大ブーイングが発生。激怒したジャカは、サポーターへ向かって2度耳に手を当てて挑発し、さらに暴言を吐き捨て、ユニフォームを脱いでベンチ裏へと下がっていった。

 後日、ジャカ本人はSNSで今回の行動について説明。「この数週間や数カ月間、試合やソーシャルメディア上で罵られ、僕は深く傷ついてきた。時には“僕の脚を壊す”や“妻を殺す”、“娘が癌になることを願う”といったようなことを言われてきた。これらは僕を苛立たせ、怒りが沸点に達してしまった」とし、個人的な攻撃が相次ぎ、限界が来てしまったと明かしつつ「ファンを不快にさせる意図はなく、仮にそのように感じたのなら謝りたい」と謝罪の言葉を綴っている。

 エメリ監督は、騒動後のジャカは「酷く落ち込み、悲しんでいる」とコメント。そして「我々が間違っていた。彼だってあの行動が間違っていたとわかっている」とし、主将を変更する可能性も示唆していた。

 そして5日、ヨーロッパリーグ・ギマランエス戦前の会見で、スペイン人指揮官は主将をオーバメヤンへと変更することを明かした。

「ジャカとミーティングをして、彼がこれ以上このグループのキャプテンではないと伝えた」

「彼は決定を受け入れた。私は決断する必要があり、今この話は終わった」

 今季は選手投票も行われ、主将に選ばれていたジャカ。しかし今回の一件で、キャプテンマークは副キャプテンを務めていたオーバメヤンへと渡ることとなった。なおジャカはギマランエス戦でもメンバー外となっており、公式戦3試合でベンチからも外れることとなっている。

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