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「破壊力が半端ない」リーグ1位の60ゴール…横浜FMの攻撃力に敵将脱帽、守護神も唸る

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横浜FMのFWエリキ(右)が2ゴール。MFマルコス・ジュニオール(左)は得点ランクトップの15ゴール目を決めた

[11.9 J1第31節 横浜FM4-2札幌 ニッパツ]

 敵将が脱帽すれば、守護神も唸る。横浜F・マリノスは前半2分、4分とFWエリキが電光石火の連続ゴール。今夏に加入したセンターフォワードが決定力を見せつけ、加入後9試合で5ゴールとすると、2-1の前半23分には右ウイングのFW仲川輝人が今季通算13得点目を決め、後半25分にMFマルコス・ジュニオールのPKでダメを押した。

 トップ下のマルコス・ジュニオールはこれで得点ランキング単独トップに立つ通算15ゴール目。左ウイングのMFマテウスに得点は生まれなかったが、両チーム最多の7本のシュートを打った。この日、チームとして21本のシュートを放ち、そのうち17本を攻撃の4人で打った(マテウス7本、エリキ5本、仲川3本、マルコス2本)。

 札幌のペトロヴィッチ監督も「マリノスは前の4枚が個の能力が高い。1対1の攻撃力が高いので、そこを止めるのは難しい」と指摘したが、31試合を終えてリーグトップの60得点を量産している攻撃力は守護神のGK朴一圭が「前の破壊力は半端ない」と絶対の信頼を寄せるほどだ。

 しかもそんな攻撃陣が守備時には前線から献身的にプレッシャーをかける。後半39分に交代したマルコスは「足が疲れて、つってしまった」と説明したが、「自分のポジションではボールを配給するだけでなく、走らなければならないし、走量は多くなる。自分のプレースタイルとしては普通のこと」とハードワークをいとわない。

 エリキは仲川のピンポイントクロスに頭で合わせた2点目について「テル(仲川)は素晴らしい選手で、スキルも高い。クロスというよりも丁寧なパスという感じだった。ラストパスが素晴らしかった」とアシストに感謝した。チームの一体感も感じさせたゴールラッシュ。自力優勝の可能性も復活し、自慢の攻撃サッカーでラスト3試合も駆け抜ける。

(取材・文 西山紘平)

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