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3年連続同一カードの決勝、制したのは高川学園!! 総体8強の西京下して2年ぶり25度目の選手権へ:山口

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2年ぶり25度目の選手権出場を決めた高川学園高

[11.10 選手権山口県予選決勝 西京高0-1高川学園高 みらスタ]

 第98回全国高校サッカー選手権山口県予選決勝が10日に行われ、西京高と対戦した高川学園高が前半9分に生まれたFW河野眞斗(3年)の得点を守り抜いて1-0の完封勝利を収め、2年ぶり25度目の選手権出場を決めた。

 3年連続同一カードとなった決勝戦。「チャレンジャーという思いを持ち続けてやっていこうとしていた」。そう、高川学園の江本孝監督が語ったように、昨年の決勝では西京に0-1で敗れて全国への道を閉ざされた。さらに今夏の総体予選では準決勝で西京に0-1で敗れるだけでなく、全国へと駒を進めた西京は全国8強入りを成し遂げていた。

 チャレンジャーとして決勝の舞台に立った高川学園は、開始早々の前半9分に試合を動かす。中央でボールを受けた河田が右サイドのMF眞田颯太(3年)に預け、自らはゴール前へと走り出す。眞田の正確なクロスが河田へ届けられると、ヘディングで合わせたボールがネットを揺らし、高川学園が先制に成功。「試合を通してPK戦という思いは正直あった。たまたま運良く入ったと思うし、ゲームプランとはちょっと違うイメージだった」(江本監督)。その後もボランチのMF内田裕也(3年)とMF新山大地(2年)が的確に散らしてリズムを生み出す高川学園だったが、なかなかフィニッシュまで持ち込めない時間帯が続いた。

 一方の西京は突破力に秀でた両サイドハーフのMF前田唯翔(2年)とMF米田大和(2年)が敵陣深くまでえぐり、クロスの流れから好機を生み出そうとする。前半21分には前田、同24分にはMF西谷嵩冴(3年)が果敢に狙うも、GK古屋潤一(2年)の守備範囲に飛んでしまう。前田、米田にFW井上潤(2年)を加えた2列目が頻繁にポジションチェンジを行い、高川学園ゴールをこじ開けようとするが同点に追い付くことができずに前半終了のホイッスルが吹かれた。

 後半に入ると、西京がリズムをつかんで試合を進めるものの、DF田中誠太郎(2年)とDF好村翼(3年)の2CBを中心とした高川学園守備陣がはね返し続ける。まずは同点に追い付きたい西京は後半16分に米田に代えてMF小縣信斗(3年)、同26分にMF水津彰太(3年)に代えてFW原田聖音(3年)を投入するなど、交代カードを切って状況を打開しようと試みる。試合終盤にはボランチのMF石澤海人(3年)や最終ラインのDF山下葵(2年)が果敢なドリブルで攻撃にアクセントを加えるなど最後まで同点ゴールを狙った。

 しかし、西京にゴールは生まれなかった。逃げ切って1-0の完封勝利を収めた高川学園の江本監督は、「チャレンジャー精神で良く頑張った。耐えるということが、この1年間プリンスリーグで勉強できた部分でもある。さまざまなチームに胸を借りて成長できた」と、選手たちの1年間の成長を称賛。「今日のゲームに関しては、なかなかリズムを作ることができなかった。主導権を握られ続けたので課題」と指摘しながらも、「これから1か月以上ある中で、選手全員で一丸となっていきたい」と選手権本番までの時間での、さらなる成長に期待を寄せる。

 2年ぶりとなる選手権の舞台。「年を越せるように」と、まずは1回戦突破を目標に定め、「上の景色を見れるように一生懸命頑張りたい」と、さらなる高みを目指していく。

(取材・文 折戸岳彦)
●【特設】高校選手権2019

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